05:00起床。夜中に途中何度か目が覚めたせいかとても眠く、バスを一本遅らせることにしてもう一度眠り06:00起床。06:20出発。

歩いて15分ほどでバスターミナルに到着。07:00発のバスに乗り込む。london-oxfordは15分おき(早朝深夜は30分おき)に出ており、バスもwifiが利用可能。さすがロンドンとオックスフォードの学生や勤め人を対象にしているだけある。車内でパソコンを開けている人が多い。

08:50到着。終着点であるバスーミナルGlaucester Green。街並みはロンドンに比べ落ち着いている。そこからまずは西へ。スターリングの建築を目指して歩く。

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Florey building Queen’s college
James Stirling
1971
St Clement’s Street 23,OX4 1AB Oxford,United Kingdom

■ロンドンからバスで来た場合、Glaucester Greenのターミナルを南にちょっと出るとすぐにメインの通りであるSt.Georges Streetに出るのでそこをひたすら道なりに東へ歩く(道の名前は途中からBroad Stに変る)。Catte Stに当たるので南に(右に)曲がりまっすぐ歩くとHigh Stに当たるのでそれを東へ(左へ)進む。道なりに歩くとY字路で二手に分かれるのでそれを北(左)のSt.Clement Stに入ってすぐ、左手少し路地を入ったところに明らかにスターリングっぽい建物が見えます。歩いて20分ほど。

■建物の入り口看板には「ビジターには開放していません。外観を見たい建築家はクイーンズカレッジのbursar(会計係?)で事前に許可をもらってきて」と書いてあります。が、門は開いているので勝手に四周はぐるりと廻れます。ちょっと意味がわかりませんが見れるのでよいでしょう。
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スターリングの建物を見たのは初めて。サッシワークがきれいで機能的に見える。横長スリット窓はすべてジャロジー式だし、大きな窓は上下に開き窓もしくはジャロジー窓が付いており、換気ができるようになっている。見付がシャープ。

ただフィックス窓が全て外壁側からボルトで留めてられているが、メンテはどうしているのだろう。建物自体のボリュームが斜めに段状にセットバックしているのはどういう理由だろうか。外壁側はそれと水切りのおかげで壁面が全く汚れていない。

レンガのボリュームとその間の空間をガラスのカーテンウォールで囲う、その対比がきれい。カーテウォールは、イギリスはこの時代から既にここまで上手いのかと感心。青木淳さんがどこかのインタビューで就職する際に、磯崎さんかスターリング事務所を考えていたというのがよくわかる。60年代の彼らの作品はボリュームの扱い方が卓越している。

次に歩いてヤコブセンの建物へ。

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Oxford college,St catherine’s&Merton
Arne Jacobsen
1963

■上記スターリングの建物から行く場合、Y字路からもっとHigh Stを戻り西へ行き、Longwell Stに当たるところで北へ(右へ)曲がりまっすぐ歩くと、右手に明らかに大学キャンパスの建物が見えてきます。そこを右へ(東へ)曲がり奥へ行くとあります。
■建物内はオートロックが掛かっていて部外者は入れないようです。
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が、それがどんな建物かの資料が見つからなかった(か持ってくるのを忘れた)ために、どれかわからない。上記の名前の建物はあるのだが、もうひとつヤコブセンらしくない。半信半疑で見る。窓から階段など覗いても、どうもあっさりしすぎているので違うように思う。ヤコブセン60歳くらいの作品なのでまだ耄碌はしていないはずなのだが。

そこで既に時間は10:30。レスター行きのバスの発車が11:20。一昨日教えて頂いたポーソン事務所の作品を見に行こうとタクシーを拾おうとしても全然来ないので、中心部まで歩く。

と、どうやら北に向かうタクシーは駅から客を載せているので全然空車がない。結局バスターミナル近くまで戻った時にはもう11時前だったので、帰りのタクシーが拾えなさそうな場所であることを考えるとちょっとリスキーなのであきらめる。また来る口実ができたと考える。

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St.Edward’s School Pavilion
John Pawson
2009
Woodstock Road, Oxford OX2 7NN

■鉄道駅、もしくはバスターミナルからタクシーで10分程度。おそらく歩くと30分くらいかと思います。バスもあるようですがナンバーは不明。行きはいいのですが、帰りのタクシーは全然流れていないらしいので、行きに乗ったときに電話番号を聞いておくなどした方がよさそうです。

■建物自体に囲いはないそうです。西側に公共のスポーツ施設?があるらしく、そこへの行き道沿いにあるので、そこに行く振りをして道を逸れれば外から見る分には問題なさそうです。ポーソン事務所のサイトに写真が載っています。
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バスターミナル前でお昼を買ってバスに乗り込む。イギリスのバスは車両が到着していても結構ぎりぎりまで開けてくれない。そのくせ時間通りに発車するため、ちょっとこわい。

2時間半ほど乗ってレスター到着。大きなバスターミナル。

ロンリープラネットの地図を頼りにまずはインフォへ。最初道を間違って東の方に行くと、明らかにイスラムかインド人の安売り店が並ぶ。レスターは移民が多い街らしい。

現代建築があるなと思ったら新しくできた劇場らしい。正解の道に戻り西に歩いていくと、今度は明らかにイスラム系の男女が多い地区に入る。中国語のある店もちらほら。インフォで地図をもらう。丁寧に大学への行き方とバスを教えてくれる。大学に近づいていく。学生はインド、イスラム、アジア人が多い。

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Leicester univ Engineering building
James Stirling
1963
University Road,LE1 7RH Leicester,United Kingdom

■national expressなどのバスが全て到着するSt.Margaret’s bus stationから南側の目の前の道Gravel streetを南西に、右に行くとChurch gateという細めの道に当たるので左に(南東に)曲がる。まっすぐ行くと時計台clock towerのある広場に当たるので、それをそのまま通り過ぎてまっすぐGallowtree gate をずんずん歩く。(ちなみにおそらくこのあたりから、大学前までバスNo,47 or 80で行ける。切符はバス運転手から買える。)ちなみにこのあたりにツーリストインフォがあり地図をもらえる。(ロンリープラネット日本語版に地図があります)。
その後、Bishop street or Belvoir streetで左(西)に曲がり、NewWalk streetにが左手に見えたら曲がり、まっすぐ行くと(ここは長め)、university Roadに当たるので右に(南西に)。
右手にお墓を見ながら歩いていくと、左手に60年代っぽいスカイハウスくずれのような建物が見えてきます。そこを左 に(その建物の方に)曲がり建物の脇を右に行くと、工学部棟が見えてきます。

■建物入口に「学生証IDを常に携帯すること。請われたら見せなければならない」と書いてあるので、明らかに部外者は入館禁止だと思います。受付が見あたらないので未確認ですが。
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大学を後にし、バス81番を待つも全く来ないためめ、駅まで歩く。予定通りのバスに乗りロンドンへ、今日はまっすぐ部屋に戻り、2400早めに就寝。



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