170628_Paris



6時頃目が覚めてうとうとしながら7時ごろ起床。

繋がらなかった3Gネットワークを調べて接続してから、シャワーを浴び、近所のベーカリーへ朝食を買いに行く。あまりに天気がいいので、北へ少し散歩をする。地下鉄の駅では通勤で人がごった返している。7年前より自転車が増えている気がする(自転車レーンがもれなく道路に整備されている。基本速い。そういう人々を観ているだけで楽しい。

午前中に色々調べ物。持ってきたwinXPはブラウザのレンダリングがあまりに遅かったり、時間がいちいち狂ったり、セキュリティ要求が読み込む度に出てきたりでストレス。これは実際もう寿命かもしれない。次回はmacbookを持ってこよう。あと鞄も寿命。12時前になってようやく出発。


ポンピドゥーセンターまで30分ちょっとなので歩く。気持ちいい天気。

目的地へ向かうことよりも、気ままに街並を観ながら歩くだけで楽しい。普通の風景や歩く人。

ポンビドゥーへ着くとすごい行列。アトリエブランクーシが2時オープンだったので、近くの美味しそうなピザ屋でお昼を食べて待つ。さっきまで晴天だったのに前触れ無く豪雨の通り雨が来てラッキー。

2時過ぎにブランクーシのアトリエへ。無料。これがいつでも無料で見に来れるというは本当に贅沢。パリに来る度に見に来ている気がする。改修を予定しているようだが、屋根のガラスがかなり汚れている。

見終わっても外の行列は一向に減らないので(行列は入り口の手荷物検査のためだけで、(ギャラリー以外は無料)実際はそんなに混んでいる訳ではなかった)、先にfondatione lui vuittonを見に行く。地下鉄へ。

駅から公園の中を通り歩いて行くと、ガラスのシェッドが見えてくる。14e

中に入る。アフリカンアートの展示。一通り廻るが、内部空間がない、という印象。
屋上まで上がるとガラスのシェードを支持するフレームのジョイントがすごい。力業でねじ伏せた、という印象。

ポンピドゥーと比べると構造やジョイントへの美的感覚が随分違う。イタリア・イギリスとアメリカという好対照。フェティッシュと即物性。
壮大なる徒労、という印象。

通り雨に遭いながら地下鉄の駅までまた歩き、ポンピドゥーまで帰ってくる。行列はかなり減っていたので並ぶ。チケットを購入し、1FのRoss lovegroveの展示を見る。

彼の有機的なデザインの展開をスケッチやスタディモデルと一緒にプロダクトから車や展示ブースまで原寸で並べている。彼のRCAの卒業制作であるkonicaのカメラのデザインスケチとそれが実現化したモデル、チェコのガラスメーカーとコラボレーションした波打つ水面を模したような曲面ガラスの展示ブースが良かった。これはSANAAがやりたかったことを彼ら以上にエレガントに実現しているのではないだろうか。

展示を見終わるともう閉館30分前でshopを見に行く。建築本も結構あるが、品揃えはまぁまぁという印象。帰ろうと入り口へ向かうと急に人が押し寄せてきて何事かとその中心をのぞき込むと、安藤忠雄さんが急遽サイン会を催されていた。

webで開催中の展示スケジュールを確認した際に、夕方に安藤さんの名前があったのは見ていたが、てっきり映像か何かの上映だと思っていたらレクチャーだった模様。とてもお元気そうな声を間近で聴けた。

閉館時間になり外に出て、地下鉄で家へ戻る。



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