170629_PARIS_LONDON



朝6時前に起床。
セバスチャンの忠告の通り、ロンドンへ向かうユーロスターの出発50分ほど前に北駅gare de Nordに到着。
1st floorに登ると、既にかなり人が並んでいる。イギリス入国カードをもらって刻々と進む列に焦りながら記入。そういえばフランス入国の時は入国カードがなかったので滞在先とか記入する必要があるのを忘れていた。

無事審査を抜け、待合でコーヒーを買ったらもうゲートが開いた。確かに1時間前くらいでちょうどいいくらい。新幹線のように15両くらいある長い車両。内装のファブリック等の色使いとか本当に上手い。
微妙な彩度の調整。毎回感心する。

2時間半ほどでロンドン到着。

パリで入国審査は終わっているので、普通に電車を降りるだけで市内に入れる。St.Pancras駅もかっこいい。パリもそうだったけれど、スーツケースのことを考えてスロープ状になっているエスカレーターや、必要最低限のDPGガラスマリオンの納まり、フロアの床の貼り方など、いちいち気が利いている。

gare de NordもSt Pancrasも終着駅らしく、まさしくターミナルで、こちらの駅は旅路の高揚を空間が受け止めてくれる。

駅から歩いて10分くらいの宿へ。
今回はbooking.comで駅近くというだけでほぼ決めた、Publove Euston。
結論から言えば、ドミトリーで一泊5000円弱もする割にはあんまり。1Fがパブになっており、宿泊客だけでなく地元の人達も使われているのはいいのだけれど、ホステル部のサービスとか愛想ももうひとつ。

部屋も二段ベッドなのはまだましな方だが(安いドミはどこも3段ベッドだった)、5部屋*6ベッドにシャワー付きトイレがひとつ、トイレがもうひとつ、と少なめ。次にロンドン来る時にはもう少しましなところにしたい。地の便はとてもいい。パブは25時まで開いているし、食事も22時までオーダーできる。

アレックスと13時半にAAで待ち合わせ。
携帯simをUK用に入れ替えようと会社を探したりしたが、どうもFRのローミングで使えているので、0.5e/1MBというのが気になるが、プリペイドなので大丈夫だろうと止まるまでそのまま使ってみることにする。

AAの展示はとても不親切に感じる。その理由は、学生自身が展示内容をコントロールしている訳でなく、講師がどの作品のどの部分を展示するかを決めているから、とアレックスから聞く。

あくまで展示は学校側の運営による、彼らの広告としてである。印象としては、各スタジオの結果のみを断片的にランダムに並べられていて、各スタジオの課題の背景の説明はなく(あっても少なく)、それぞれの解答もまとめて並べられていないので、全く要領を得ない。結果の見栄えのする部分(モデルやレンダリング、ドローイング)だけが羅列されていて、その内容を伝えようとはしていない。

なので、いくら観ても、彼らがどういうプロセスを経て何を解答したのか?(学んだのか?)ということはわからない。

しかし、スタジオによってかなり違いがあり、要領を得る、面白いモノもあった。過渡期なのかもしれない。

その後、アレックスの通うLondon METへ向かう。

来年から校舎が隣の新築中のところへ移るそう。現校舎は彼の先生であったFrorian Beigel&Philip Christoが設計したそう。シナベニヤを多用したローコストの建物だが、開口の開け方を工夫しており、国公立大学の製図室のような素っ気なさがいい感じ。



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