08:00起床。少し早めに朝食に降りて08:45出発。09:30発の電車にアトーチャ駅から乗る。
近郊電車C-8の終点エスコリアルへ向かう。車窓の風景はどんどん建物がなくなり見渡す限り大地や森といった風景。今回のスペインでは初めて見る風景。1h10mほどで到着。

駅を出て北西へ歩いて五分ほど。El croquisの本社を目指す。道はわかりやすく迷わず到着。

スペイン建築特集号の最後に載っていた写真どおりの外観。きれいに保たれている。二棟建てになっており、道路側の建物に小さなブックショップとギャラリーが入っていて、見ることができる。あまり来館者はいないのか、消えていたギャラリーの照明を点けてくれた。ちょうどスペインの若手?建築家のプロジェクトの模型が一杯並んでいた。

日本の模型と比べて表現が多様だ。いくつかおもしろいものをメモする。この複雑な建物を手書き図面で監理していたよう。やればできるのか?模型、建物ともに1.5時間ほどかけてゆっくり見る。ブックショップでは前から気になっていた、エルクロ巨匠シリーズを見る。スペイン語のみのテキスト主体の本だった。過去には中国語のエルクロッキースも数冊出版されていたようでそれも置いてあった。しかし、この小さいオフィスと少ない人数であれだけ売れている雑誌を作っているというのは編集システムが確立されているのだろうか、すばらしいコストパフォーマンスだと思う。

————————————————–
El Croquis head office
fermando marquiez cecilllia , richard c, levene
1998

■マドリッド近郊鉄道C-8の終点、El Escorialを降りて住所からグーグルマップで検索して地図を出せば歩いて五分で到着できます。電車は所要1h10mほどですが、一時間に一本しかないのでアトーチャ駅などで時刻表をチェックしておくことをお勧めします。

■すいません。。開館時間は不明。書いていませんでした。内部撮影可能です。入り口脇に最新号からのエルクロッキーが売っていますが、古いバックナンバーは売り物でなく閲覧のみです。lapena&torres号買いたかった。。。。
—————————————————

エスコリアルはお城などを普通は見に来るところらしく、駅前には所在地の立て看板も出ている。一番大きいものを入り口から入って少し歩いてみるが、あまりに大きいので電車の時間が心配になり、早めに戻る。

マドリッドへ戻り14:30過ぎ。今回のマドリッド行きに際して、友人の友人でマドリッド在住の方にメールで色々と教えて頂いていた。その上お昼をお誘い頂き、待ち合わせのsevilla駅へ向かう。よく考えればせっかくマドリッドに来ていながら、市内を全然歩いていなかったので、地下鉄に乗らず、歩いて向かって見る。カイシャフォーラムやプラド美術館を横目に見ながら中心街の方向へ。無事到着し、お会いすることができた。

「はじめまして」と挨拶もそこそこに先方のお勧めのレストランへ。
LA FINCA DE SUSANA (CALLE DE ARLABAN通りです)へ。

一流シェフを目指すシェフの卵たちが、一流のレシピを使って作るレストランらしく、安くて美味しいのでとても流行っている。しかし上記のようなお店なので予約はとらないらしい。少し待って入店。さすがにスペイン語はぺらぺらでメニューを訳して頂き、アーティチョークのサラダ、マグロのトマトソースがけ、ビールとデザートに生クリームのクレープをお願いする。スペインでは大体9時から14時まで働き、14時から16時までお昼休み、16時かた19時まで働いて残業なしに上がり、が普通らしい。なのでランチは遅めの時間帯となる。

一皿目から、二人分か?と思うような量。久しぶりにまともなサラダを食べたのでとても美味しい。紹介してくれた共通の友人との馴れ初めや、お互いの今までの経緯を話す。美味しい料理に楽しい話、贅沢な昼食。結局ご馳走になってしまって、店を出て隣のお勤め先を少し見せて頂く。日本語教師として働いていらっしゃり、casa asiaという建物の中に教室がある。重厚なファサードとは裏腹に内部はとてもきれい。パティオは全面熱線反射ガラス張りでとても明るい。ライブラリーなど中を案内していただく。一階の展示スペースでちょうど伊東豊雄さんのスペインの仕事をまとめた展覧会をやっていた。先方は会議が始まるためお別れして、その展示をゆっくり見る。バルセロナの仕事が多い。カサミラの近くのどこかでみた気がしていたビルのファサードも伊東さんだった。外にサインがないからか、誰も入ってこなくて、少しもったいない気がする。

その後、近くのプエルタデルソルへ。食事中にいくつか知りたかったスペイン語のフレーズや意味を教えてもらったのだが、プエルタは門ということだから、ソル門ということか。街の中心のようでデパートや映画館などとても賑わっている。少しデパートを物色。探している手袋と電子辞書をみてみるがやはりない(英語とヨーロッパ各言語の辞書がほしい)。固定電話機をみるとパナソニックなのに日本で見たことのないデザインのいいものがいっぱいある。なぜ日本でも出してくれないのだろう?絶対売れそうなのに。

外に出ると18:30なのにまだ全然明るい。マドリッドが日が長いのか、季節的に長くなってきているのか。

行きしなに気になっていた北欧の建築家Rairli&Reima Pieilaの展覧会を見に行って見る。入って見ると無料。フィンランドで見る予定の教会を設計した建築家だった。今日は建築の展示づいている。オリジナルのスケッチやマケットが多くあり、面白く見る。

同時開催でピカソの1930-36の素描も展示していたが、やはり自分にはこちらのほうが面白い。建築の展示をよくやっているようで、過去にはabaros hereosやalvaro sizaの展示をしていたところのようだ。受付のお兄さんが熱心に見ていたからか親切に帰りにポスターまでくれる。

宿に戻り20時すぎ。部屋は一気に人が増えていた。ニュージーランド人にチリ、ヴェネズエラ、日本、オランダ、とワールドワイドな部屋になっていた。シャワーを浴びてから明日の予定を一部変更するため経路を調べたり、写真を整理したり。1時就寝。



No Responses to this post

This post has no comments yet.

Leave a Reply