160304_Yangon

空港にて到着を待つ人達

台北空港のベンチで4時過ぎに起きたら、周りもみなベンチに横になっていて静かで不思議な光景。一瞬どこにいるのかわからなかった。

台北ーヤンゴンは3列3列の小さい飛行機になり、4時間半ほどのフライト。二つ隣に座った男性はカナダで働いておりヤンゴンに里帰りだそうで、ミャンマー語の発音を教えてもらった。文字が読めないからか、日常的な挨拶のフレーズさえ、何度聞いてもなかなか覚えられない。値札とかの数字もアラビア数字でなくミャンマー語で書かれているので(日本の漢数字のように)全然読めない。日本語でも漢字を見ないとなかなか名前が覚えられないのに。。

ヤンゴン空港に40分ほど遅れて到着。どうもヤンゴン着はよく遅れるみたい。(夕方の飛行機も遅れていた。)空港は小さく造りもシンプル。イミグレーションに向かう下りのエスカレーター前からガラス越しに、おそらく家族や同僚の帰国を待つ人たちが大勢今か今かと待ちかまえていて、すごく懐かしい風景に感じる。客引きではないので、外に出てきても誰も声をかけてきたりはしない。

バゲッジクレームのゾーンにある両替所の中でレートのいい所を選んでUSドルから両替。基本的にUSドルやユーロ、マレーシアリンギットやタイバーツからしか両替できず、円は両替できない。およそ1円=10チャットなので、両替すると大金持ちになったかのような札束持ちになる。またゲート外にでてからの両替所は夜早く閉まるので、夕方以降着の便の場合はここで両替しておく方がいい。

ゲート外に出てからミャンマーのNTTドコモ格であるMPTのカウンターでプリペイドsimカードを購入する。シムカード代1500K+3000,5000,10000から選ぶトップアップという方式。(プリペイドsimとか言うよりトップアップ!という方がこちらでは通じるらしい)3000で購入し、カウンターのお姉さんに携帯のセッティングからやってもらう。iphone5のシムロックを外してから初めて海外で使ったけれど、ものすごく便利。電話番号は現地の番号に変わるが、それ以外、電話帳やメール、アプリなどは全てそのまま。グーグルマップが使えるのが大きい。(networkに繋がなくてもGPSは繋がっているんので、すごく大まかな地図上での現在地はわかるが、全然違う。タクシーなどで走っていてもどこにいるかわかるのがすばらしい)

外に出て道路の向こう側にたむろする流しのタクシーを何台か捕まえ交渉し、7000Kで予約しているホテルまで向かう。車内でも運転手さんにミャンマー語を習う。アジアの国々共通によくこれで事故らないなと思うスピードで飛ばすのにひやひやする。台北みたいに原付を見ないなと思ったら、バイクと自転車は禁止されているらしい。が、自転車はたまに見る。この車がすごいスピードで飛び交う道路でも走る肝っ玉がすごい。たまに二人乗りまでしている。インドほどクラクションがうるさくないが、日本より飛ばすというところで、ちょうど中間くらいの印象。右側通行だけれど、走っている車のほとんどが日本車だからか、右ハンドルの方が多い。

ホテルの前の道、大きな公園がある

荷物を置いて、とりあえず近所にお昼を食べに行く。日差しが強いからか道路を歩いている人はあまり見かけない。教えてもらったHAPPYというレストラン。ちょっときれいすぎるけれど、どの料理もおいしそうで、実際に美味しかった。ミャンマー料理というより、ミャンマータイ中華ベースの創作料理という感じ。

公園の中には遊具がいっぱい

目の前にあったスウェダゴンに行ってみる。入り口で草履を脱いで裸足になり、参道を延々登る。裸足でエスカレーターに乗ったのは初めて。暑い気候によくあった、石張りの天井の高い風がよく抜ける寺院。気持ちよくて、脇を見ると壁にもたれたり窓枠の上に寝そべったりしてちらほら昼寝している。

ShweDagon

エスカレーター脇で階段のカーペットを剥がすおばちゃん

スウェダゴンの本堂みたいなの。写真ではわかりづらいがかなり大きい

上まで登ると、金色の塔を中心に円周状に建物が並ぶ。日に焼けて石の床が暑いので、時折日陰で座って休んでいるとお経?のような合唱が遠くから聞こえてくる。まわりでは家族連れが横になっていたり、犬が寝そべっていたり、子供がはしゃぎまわったり。日陰に入ると涼しくうとうとする。幸せな風景。

境内で休む人達

裸足でエスカレーターに乗り降りる。

近所を散策してみる。ヤンゴン市内は場所にもよるが1区画が結構大きく、暑さ(毎日36°くらいだった)のせいもあり消耗する。かといって公共交通機関のバスは、行き先も番号(たぶんある)もミャンマー語で路線図もなく、バス停に着いたら呼び込む車掌の言葉から行き先と運賃をやりとりしなくてはいけないのでかなり難易度が高い。

基本的にドアはずっと全開で車掌が怒鳴っている

その代わりといってかタクシーが多く、まぁまぁ安い。感覚的に日本の半額弱か。乗る時に交渉する方式。ホテルの前や空港カウンターで頼むと足下見てきて少し高いけれど、流しで拾うとそんなにふっかっけてこない印象(どうしても現地通貨感覚になってしまうので値切ってしまっていたけれど)。行き先は、ホテル名とかよりも、通り名で行った方が通じた。地球の歩き方の地図とかだと日本語と英語名しか載ってないので、ミャンマー語で通り名の入った地図で見せるのがベスト。(日本語フリーペーパーに付いてた地図が日ミャンマー併記だったのでそれをメインに使っていた)最初の方はついけちって歩いていたけれど、後半は夏バテしたこともあってガンガン乗っていた。

ダウンタウンの方へ歩いていくと、国立博物館。ちょうど日本のマンガとアニメの展示をしているらしい。スルーして鉄道の駅を越えたところに、デパートのようなところの一階にスーパーマーケットが入っていた。早速中に入って物価をチェックする。野菜やお肉を見ても思ったほど安くない。大体日本の半額前後という感じ。スーパーなのでホテルやタクシーのように外国人価格とかはないはず。調味料やキッチン周りの品などおみやげとして引かれるものが多数。とりあえず飲み物とお菓子だけ買って帰った。こちらで単身赴任するOさんと落ち合い、遅れて到着する同行者らを迎えに再度空港へ。落ち合って晩ご飯を食べ、眠る。



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