19日目 100125 ISTANBUL-ATHENE



0700起床。夜遅く着いた隣のトルコ人?が呼吸困難かと思えるほどの苦しそうないびきをかくため、早く目が覚める。

今日は移動になるので荷物の整理をして、ダイニングに下り朝食を食べる。歩き方にはトルコのパンは世界一、と書いてあったが、その名に違わず、ユースの朝食の食べ放題のバゲットなのに、外はかりっと香ばしく、中はふわふわでとても美味しい。

同室のアテネから来ている青年が降りてきて、昨日はいびきがうるさくて全然寝れなかったよ、と言っている。昨夜帰りが遅かったのは、ガラクタイ?にサッカーの試合を見に行っていたらしい。宿から電車で50分くらいでスタジアムに着き、チケットは30YTL(およそ2000円弱)らしい。ただおそろしく寒かったとのこと。

最初彼がどこから来たか全然聞き取れなかった。アテネをATHENSアトゥンとギリシャでは?呼ぶよう。バスチケットを買いにいった窓口ではATINAアティナと言っていた(書いてあった)。これはトルコ語読みなのだろう。

朝食後、外は雪が大降りのせいもあり、ネットがつなげられるうちに、とチケットや宿の予約を集中的に行う。しかし、ここのwifiはブラウザで数ページ読み込み毎にログイン画面になり、その都度ログインしなければならないため、フォーム送信を伴うブラウズの場合、一気に最初からやり直しとなり、とても時間がかかり、予定の半分くらいしかできず。WEPやWPAでログインできるようにしてくれればよいのに。

1120荷物をまとめチェックアウトし、バックパックと貴重品をそれぞれラゲッジルーム(2TL)とセーフボックスに預けて、出かける。ガイドブックを読み直してもやはりトプカプには惹かれなかったので、インド二日目に盗られたマフラー(盗られる所に入れていた自分が半分悪い)の代わりを探しに、昨日は休みだったグランバザールに行ってみる。

道すがら、話しかけてきた男にその旨話すと、あそこはtourist priceなので高いよ、そこのT-shop(Chembrish駅の目の前にある)なら衣料品関係がなんでもあるし安いと思うよ、と教えてくれたので行ってみる。ウィンドウには女性用の香水とかが並んでいるのでてっきりそういうお店だと思っていた。探すと毛氈のマフラーがバーゲン品で安かったので購入。3YTL。

あとは防寒靴(履きなれたソールが厚めのスニーカーで来たが、やはり雪には凍みて寒い。)と山用の靴下でもあればばっちりなのだけど、さすがに見つからない&高そうなので、見送り。

グランバザールへ行く。特に欲しいものも見当たらない。そのはずれの古本屋街も覗いてみる。お昼過ぎになってきたので、ツーリストプライスでない庶民的な店を探しに、裏道へ、グランバザールを北へ方位を頼りに適当にぶらぶら歩いて見る。

店先の商品は一気にドメスティックな、日用品になる。なぜかマネキンと銃(モデルガン?)や軍物の店が多い。坂が多く道が凍っているので結構気をつけないと滑る。いいにおいがしてくる方に歩いていくと、行列ができているテイクアウトコーナーがあったので、そこでチキンケバブ(だと思う)を頼む。炭火で鶏肉とピーマンを焼き、その上でチャパティのような薄いパンを温め、トマトとセロリを加えて巻き寿司みたいに巻いて4YTL。香ばしくて美味しい。軒先で食べる。

さすがに足の指先が凍てついてきたので、少し歩いたところのパン屋さんに入る。

店先でホットプレートの上に惣菜パン(ピザ?)やクロワッサンを並べ、注文すると(指差すと)それをピザを切り分けるローラーカッターみたいなナイフで手早く切り分けてくれる。トルココーヒーとクロワッサンで3YTL。裏から見ると、ホットプレートは湯煎のよう。穴から湯気が上がっている。この業態は日本でもあったら売れそうに思う。ちなみにどちらの店も表通りから外れているからか、英語は全く通じない。

トルコ語でこんにちわは、メルハバ!だが、これはアラビア語のこんにちは=メンハバに似ている。けれどExcuse meはフランス語と同じパルドン!だったりする。文法的には日本語と同じSOVの並びらしい。言語的にもアジア中東とヨーロッパの間という感じがする。

駅で黒人を一人だけ見かけて思ったが、そういえばインドを出てから黒人を全然見ていない。ヨルダンもここも白人(もしくはアラブ系)だけだ。少し不思議な気がする。あと、トルコに入ってとても美人が多い気がする。

14時過ぎ、足も冷たいので宿に戻り、コーヒーで一服し、荷物を受け取ってオトガルへ。1550到着。予約していたチケットを購入する。窓口の男は日本人が珍しいのか、顔を覚えていてくれた。上階の待合室で1800の出発を待つ。外はますます雪が降っている。確実に一昨日より雪は積もっている。手持ちの温度計ではマイナス0.5度だったが体に近いので、実際はもう少し低いと感じる。

1810ほぼ定刻どおりバスは出発。運転席には飛行機のコックピットのようにスイッチが一杯並んでいる。

とてもインドで乗ったバスと同じ種類の乗り物とは思えない。座席も快適。22時過ぎ、国境にてパスポートコントロール。陸路で国境を越える。いつの間にか就寝。



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