18日目 100124 ISTANBUL



0730起床。外は寒いが部屋は暖かいので久しぶりにぐっすり眠れた。
0800下に降りて付いている朝食を食べる。ヨルダンのホブスと違い、こちらはバケットに似たタイプのパンになっている。普通に美味しい。生野菜のサラダも機内食を除けば日本以来な気がする。
身支度を整え、今日の行き先を整理して、1000出発。少し太陽が見え、雪も止んでおり、昨日よりは天気はましかもしれない。

まずは歩いてアヤソフィアに向かう。
アヤソフィアやブルーモスク、トプカプ宮殿といった名跡群はスルタンアメフットと呼ばれる地区に集まっているが、それゆえ全くの観光地化しており、店は高いし、客引きがやたらと多い。

インド並みにトルコ人に日本語で話しかけられる。しかもかなり日本語が巧い。皆、東京に住んでいた、こないだ日本から帰ってきたところだ、京都は清水寺に行ったことがある、彼女やいとこが日本にいる、などと言い、近くのトルコ雑貨屋などに連れて行こうとする。ただ、途中まで普通に道を教えてくれたりするから、どこまでが客引きなのかインドより見分けがつきにくい。ただ、どちらにせよ個人的に一人で自分のペースで見たいので、同行は全て断る。

それらの一人が、ブルーモスクは正午には一度礼拝で閉まるため、先に見たほうが良いと聞き、先にそちらに向かうことにする。

モスクなので靴を脱いで入る。かなり大きい。後に見るアヤソフィアと同じくらい(あちらはドーム天井までで50数メートル)大きそう。ドーム下端には四本の独立柱が支持しているが、直径4mくらいありそうな太さ。これがRCでない、ということがすごい。またアヤソフィアもそうだが、シャンデリアが美しい。


30分ほど見とれて、次に隣のアヤソフィアへ。こちらもドーム建築。ペンタティブドームの典型として建築史の教科書で何度も見た。
入場料が歩き方記載よりさらに上がっており20TL。空港のようなX線荷物チェックを受けて入場。


ブルーモスクとの大きな違いは柱が出ていないこと。壁面にめり込む形になっている。

またその形状が四角や丸でなく、身廊の四方四箇所の円形の室(ここはなんというのだったか)のボリュームによって欠きとられた残余の形になっているため一層柱であることを意識させないようになっている。賢い。


仕上げは柱や柱頭までのレベルの壁面は厚さ30~50程度の石張(主にマーブル、しかも全て模様が左右対称に張られている!)、柱頭付近のアーチ部分はモザイクタイル張り、それ以上はクロス?張りとなっているもよう。

壁面にはいくつかのモザイクタイルによる壁画も残されている。一粒がかなり細かい。望遠鏡で見てみると、金色のべた塗りに見える部分の張り方が、道路の石畳と同じ、馬蹄形状に割り付けられている。この関連はどういう意味があるのだろう。

その後、近くで昼食を食べ(肉が肉らしく美味しい、やはりここはインドから遠く離れているだけはある)、トプカプ宮殿に向かうも、こちらも入場料が倍になっており、展示物をそこまで見たいか疑問に感じたので、ひとまず見学は中止し、街をぶらぶら歩くことにする。ここは明日も開いているので見たくなれば明日また来ればよい。

とりあえず、アジア側とを隔てているボスポラス海峡の方向へ歩いて見る。気分は世界ふれあい街歩き。
表通りはずっと観光地のためいちいち日本語で話しかけてきて面倒。20分ほど歩き、川岸に付く。対岸の眺めが美しい。

が、さすがに水際はより寒い。向こう岸の新市街に行って見ようかと思っていたが、あまりに寒そうなので近くにあったマクドナルドで一休み。
ハンバーガーやアップルパイの単品が1.75TL。およそ108円。あまり日本と物価は変わらない。コーヒーも180円くらい。

日も暮れてきそう(昨日は17時過ぎには暮れていた)ので、ひとまず宿に帰ることにする。来た道を戻るのはまた客引きが面倒なので、ショートカットできそうな裏道を方角をたよりに行って見る。日曜なので店は軒並み閉まっているが、開いている画材屋を発見。欲しかったテープや色鉛筆を購入する。三色ペンはここにもなかった。ハイテックなど日本のボールペンがやたらと高かった。

宿に戻り、コーヒーで一服。ログと写真を整理する。



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