206日目 100731 BRAZILIA -



8時起床。朝食を食べて荷物をパッキング。そろそろ終わりも近づいてきたので、使いそうにない防寒着など真空パックで圧縮する。荷物をホテルに預けて出発。

昨日行けなかったドンボスコ聖堂Santu?rio Dom Boscoをめざす。ビターズインのすぐ近くに元ツーリストインフォのブースがあった。かなり前から使われなくなったようで、ガラスに新聞紙が貼られている。中もがらんどう。長距離バスターミナルでもホテルでも、どこで地図をもらえるかと訊いても、いい解答は得られなかった。確かブラジリア自体、世界遺産にも登録されているはずなのに、ブラジル政府は観光資源として活用する気がないのだろうか?観光者情報の少なさといい、宿泊施設のなさといい、首を傾げるばかり。看板に詳しい地図があったので写真に撮る。歩き方の地図にも載っていたが昨日見当たらなかった、ニーマイヤー関係の建物が三権広場よりまだ先に在る模様。

南ホテル地区は北より栄えている印象。途中道を間違えながら到着。結構歩く。設計者はCarlos Alberto Navesだそうです。1970年完成。ブラジリア遷都10年後。外観はイタリア合理主義みたいなストイックな印象なのに、内部は青一色でとてもきれい。この色が全然写真に写らない。ホワイトバランスをマニュアルも含め全て試してもダメ。現像パラメーターをいじってもだめ。実際は写真よりもっと青が深いのです。デジタルだからか?再現の限界。今回の旅行、花の色とかもそうだけれど、特に青が関係してくると色がかなり違う印象。カメラの問題かレンズの問題か。

この青いガラスは12種類の青のグラデーションで構成されているらしい(全てネットKU)のですが、その枠がコンクリ躯体とどん付けで納められている所がさりげなく凄い。換気のための開閉機構も、確か他の教会でも見た覚えがあるが、秀逸。

中央部へ戻って、ルシオ・コスタ設計のテレビ塔へ。今日は土曜日週末なので露店がいっぱい。賑わっている。お土産になるものないかなと物色するも全体的に質が低い。これならペルーやメキシコの方が断然安い価格でいいものがいっぱいあった。地元民はコインや紙幣、切手のコレクション屋に結構群がっている。テレビ塔の展望台に登ってブラジリアを一望しようかとエレベーター入り口を探すと、、、長蛇の列。しまった、昨日にすればよかった。30分はゆうにかかりそうなので、パス。

朝撮った写真の地図を参考に、バスを乗り継いで、三権広場から先に歩いてみる。人気のない忘れ去られたような場所に、ひっそりと白い建物がある。近くまで行くと、ニーマイヤーの博物館だった模様。今日が土曜だから開いてないのか、そもそもずっと開いてないのか。(おそらく後者)。しかし、ブラジル政府、大丈夫なのだろうか?主要官公庁周辺の建物がどれも工事中で機能してるのだろうか。

バスに乗って近距離ターミナルRodoviariaまで戻り、歩いてホテルへ。荷物を受け取ってターミナルに帰る。歩いて10分でもこの荷物だと答える。歩き方にも書いてある108.6 Rodoferroviariaと書いてあるバスが来たので乗りこみ、一応ホドフェホビアリアに行く?と訊くと、どうやら行かないと言っている。バスの前面にも書いてあるのに。隣のバスを指さすので、108.8のバスに乗り込み訊くと行くという。表示はないのに。よくわからないが車掌を信じて到着を待つ。バスは南住居地区をまわり、遠回りながらターミナルに無事到着。

バス停からターミナルの廊下の屋根がフライオットー風のテンション膜構造ですばらしい。バス会社の窓口で発券し、ついでにリオ→サンパウロのチケットも購入しておく。時間通りバスは来て乗車。ブラジルのバスは購入時席を選べるので、前の座席倒しに迷惑しない、一番前(かつ少し広い)を取っておいたのだが、人気らしく、絶対に隣が座る。一人座席を狙うなら後ろの方を取っておいた方がいいと思います。16時半出発。今回はリオまで17時間。最後の夜行バス。途中SAで軽く夕食を食べて23時頃就寝。



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