194日目 100719 CUZCO – MACHUPICCHU



5時半過ぎ起床。マフィンだけ食べて6時過ぎ出発。アマルス広場でタクシーを拾い、20ソルでポロイ駅まで25分ほど。山を二つくらい超えた頃に駅到着。まだ6時40分。ひとつ前の列車もまだ出発していないくらい。寒い中、椅子に座って待つ。0745発車。一番安いパックパッカークラス(なぜかチケットにはexpeditionと書いてある)だが、vistadomeと同じようにトップライトがついていて景色がよく見える。昨日の方の話だと違いはファッションショーがあるか、簡単な食事があるかくらいだそう。あとクラスが違うと列車の時刻も違う。

途中何度かスイッチバックしながら列車は低速で進む。1.5時間ほどしてオリャンタイタンポ着。ここまでクスコからバスだと5ソルくらいで来れるらしい。オリャンタイからアグアスカリエンテスまではポロイからより一日の便数も多い。ここまでバスで来る人も結構多いよう。(バスといっても乗り合いワンエースなので窮屈ではある)。

半時間ほど遅れて1時前アグアスカリエンテス着。フリーピックアップしてくれると書いてあったので、予約しているpirwa hostelへ電話する。どうやら前もって到着時間を知らせておけばよかったようで、5分くらいで行くから待ってて、とのこと。といっても車が入れそうな道でもないのになぁと思って駅で待っていると、自分の名前を書いたボードを持った少年が歩いてやってくる。ピックアップとは荷物を持ってくれて歩いて宿まで案内してくれることらしい。まぁ迷うよりはいい。徒歩10分弱で到着。荷物を置いて、宿のpcでメールチェックだけして、近くに昼食を取りに行く。声をかけてきたウェイターにメニューを見えてもらうと高いので、ありえないよ、と言うともうひとつのメニューを見せてコースで15でいいからと言うので入る。よっぽど暇だったのか。スープとハヤシライスのようなトマトベースの野菜炒めライス、ジュースの昼食。アメリカを出てからハンバーガーより庶民料理の方が安いので幸せな食生活を送れて嬉しい。美味しい。お勘定で50ソルを出すと、お釣りがないからと両替しにどこかに走っていく。どこのレストランも基本的にお釣りを用意していないのが不思議。

そのままアマルス広場まで歩き、マチュピチュ入場券を明日の分と二枚買って(日付入りなので、ちゃんと明日の分と言わないと同日分を二枚買ってしまうかも。注意。)マチュピチュ行きバス乗り場へ。往復分のチケット14US$を買って乗り込む。つづら折りの坂道を20分ほど登ってマチュピチュ遺跡入り口到着。先ほど購入した入場券で入場。もう3時前。入るといきなりリャマのお出迎え。人に馴れていて全然逃げない。山並みが日本ともアルプスとも違う。こんもりとんがっている。写真ではあまりわからないが、かなり上まで上がってきた感がある。long courseの順路に沿ってまずは坂道を登る。森の中を登り切ると一気に視界が開け、マチュピチュ遺跡を一望の下にできるビューポイントに辿り着く。やって来ましたマチュピチュ。よくもまぁこんなに今の時代でも来にくい所にこれだけの造成と石造建築を建てたものだ。崖に腰掛けしばし眺める。午後も遅い時間なので多くの人が遺跡内を歩いているのが見える。迷路を上から見ているようだ。遺跡の向こうにワイナピチュが見える。あの上まで登れるのだろうか。かなり険しく切り立っているように見える(実際翌日の山道は険しかった。)

一番上にある見張小屋まで登ってから岩場を下っていく。谷底の河がとても遠い。どこにも柵や手すりはないので、いつでも落ちられる。事実、ワイナピチュ登頂ルートで年に数人落ちているらしい。と、先日ペンション八幡でお会いした一行に再会。昨日着かれて、今朝ワイナピチュに登頂されたとのこと。4時半にバスに乗ったらしいがそれでも200番には入れず、門番のおじさんにごね勝って入れてもらったそうだ。等々道ばたでワイナピチュ情報を教えてもらう。そのまま遺跡群に入っていく。草地を抜け、ワイナピチュ入山入り口を確認。リャマが三頭も居たのでじゃれる。後ろに立つと蹴られるので危険らしい。

そのままルートに沿って低地側の建物群を抜けていく。ここまでで結構歩いているのと、左足薬指のでき物がどんどんふくれて軽くびっこを引くので歩きづらく、明日もあるので流しめで入り口まで戻る。17時過ぎ。一応入り口でワイナピチュ入山の整理券(実際はスタンプだった)はこの入り口ゲート前に朝5時半にくればいいことを確認し、バスに乗ってアグアスカリエンテスへ戻る。

ツーリストインフォに寄って、明日歩いてマチュピチュ入り口ゲートまで登るつもりなので地図をくれないかと言うと、蛍光ペンで記しをつけた地図をくれる。バス道路とは別に登山者用にショートカットの階段があるのでまだ短いらしい。およそ片道1.5時間とのこと。ただ真っ暗なので懐中電灯は絶対必要、と言われ、売っているお店の場所も教えてくれる。(アマルス広場の南路地脇のお店、サイズによるが10ソル前後)。一応ペンライトを持っていたので電池だけ新品を購入。これでなんとかなるか。

帰り道メルカドがあったので、少し果物を買う。外から2階への階段があり、テイクアウトっぽい袋を下げた人が出てくるのでもしやと思い上がるとやっぱり食堂がある。閉まりかけっぽかったが、おばさんが食べさせてくれた。スープと揚げポテトに野菜の煮物みたいなのをかけたご飯。7ソル。お腹いっぱい。

満足して宿に戻る。部屋に入るとブラジルの大学で学んでいて夏休みなので南米を回っているというアメリカ人が入っている。後から来たカナダ人カップルも含め、皆明日ワイナピチュ登山ということで、全員朝3時に目覚ましを合わせることにする。足の水ぶくれが小豆大くらいの大きさになっている。さすがに明日びっこを引いては登れないので、爪切りをライターで炙ってから、切り目を入れて水を出す。しばらくティッシュを交換しながら様子をみる。やはり水ぶくれがしぼむと痛さはかなりなくなる。既に完治したようにみえる小指の時もそうだった。一体何なのだろうか?痒いので豆ではなさそう。にしてはこの辺りだけできるのもわからない。何かの虫の毒だろうか。テープでティッシュを当てたまま、早めに22時頃就寝。



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