190日目 100715 LIMA



飛行機では2時間ほど眠れた。メキシコーペルーは時差なしで5時間半で着いてしまう。時間通り着陸。イミグレーションを通り無事荷物もピックアップして税関を出ると、自分の名前のボードを持ったペルー人のおじさんがすぐ見つかり、車で直接ホステルへ。メキシコよりかなり日が短いようで、朝6時半過ぎにようやく明るくなってくる。まだ薄暗い海岸線の道を通ってミラフローレス地区へ。空港付近の街並とは違いきれい。車を降りて予約していたFlyngdog B&Bにチェックイン。ピックアップも宿泊費もソルで、と言われる。ホームページの料金表示がドルなのだからドルで支払えるはずなんじゃないか?と言うと、今ドルが値下がりしているからソルがいい、と言われる。そんなのこっちの知ったことではないが、全然引き下がらないので、運転手にはお釣りをソルでもらい、宿泊費は追って両替してから払うことにする。レートも悪いかと思って空港では両替しなかったのが今回は仇となった。

部屋に荷物を置いて、早速wifiを繋げようとしてもシグナルは来ているのに繋がらない。置いてあるパソコンも繋がらない。仮眠している管理人を起こして調べてもらっても、彼のmacbookでは繋がるのにこちらのXPは繋がらない。結局どこかからLANケーブルを持ってきてくれて、ルーターに直接有線で繋げさせてもらう。メールチェックをしてから9時前に出発。歩いて10分ほどのブラジル大使館へ。

さほど迷わず到着。入り口でなぜかパスポートを渡し、少し待ってから中に入れられる。数人が既に並んで待っている。自分の番が来て、用意しておいたパスポート、オンラインで入力しプリントアウトしたビザ申請用紙(窓口の脇にPCが置いてあったので、おそらくここでも作成可能)、クレジットカードのコピー、3*4cmの顔写真、行き帰りの航空券のコピーを提出すると、50US$をここで振り込んで来て、とメモを渡される。目の前の通りを東に戻ったHSBC、来た道を戻り振り込んでレシートをもらう。さっき写真が二枚必要と言われたが当サイズが一枚しかないため一度宿に戻り大きいサイズの写真をトリミングして3*4を二枚作り、もう一度大使館へ。首尾良く提出したら、写真は一枚でいいと言われる。せっかく・・・と思いつつ無事申請完了。当日を含んで三営業日らしく、月曜の夕方4時には出来ている、とのこと。火曜か水曜でもいい?と訊くと問題なし。恐る恐る入国の際もイエローカード必要ない?と訊くと、ない、とのこと。大きく胸をなで下ろすと笑われた。一人のおじさんの係員が英語も、少し日本語も話せるため間違いはなさそう。

晴れた気持ちで外に出て、宿の方へ歩く道すがらにある航空会社や旅行代理店にいくつか寄り、クスコ行きの飛行機とバスの往復の値段とスケジュールを訊いて回る。飛行機だと往復でおよそ240ドル前後。やはり片道一万円程度。今朝から何も食べていなかったので、ようやくブランチを食べる。ペルー料理の大衆食堂的な店を探すも新市街だからか全く見当たらないのでサンドイッチ屋で食べる。コーヒーが美味しい。13ソル。

宿に戻り、ネットを繋げてクスコーマチュピチュへの交通手段と宿を調べる。宿の中にあったトラベルデスクでクスコ行きのバスチケットを購入。フライトだと朝7時とかで4時起きは辛い、せっかくなので風景が見たい、クスコは3000m超の高地なので少しでもゆっくり高地順応できるか、などの理由から21時間かけてバスで行くことにした。購入したCurta der sur社は一日2便で時刻によりグレードが違った。14時発と18時発があり、前者が190ソル、後者が161ソル。少しでも早く到着したいので前者にする。

perurailのホームページを見てみるとクスコーマチュピチュ間の列車チケットがオンラインで買える。マチュピチュから戻りの列車がなかなか空いていない。クスコ観光をマチュピチュ前に変えて、便を取る。が、e-ticketのプリントpdfが表示されない。メールでのpdfもしばらく待っても届かない。調べるとオフィスがリマ市内に一つ、歩いて行けるところにあるので、行ってみることにする。

Av.Jose Larcoを一路南へ、海に向かい歩く。表通りのようで、とても賑わっている。カジノやレストランが立ち並ぶ。20分ほど歩いて海際に到着。Larco Marはどこ?と警官に訊くと、海の方を指さす。いやいやそこには何もないだろう、と行ってみると、道路から浜辺まで数十メートルの高低差があり、降りる形で二層のショッピングモールがあった。

インフォメーションを見付けて、perurailはどこ?と訊くとその真裏だった。まるで電車の座席をそのまま持ってきたかのような小さなブース。一人しか係員が居ないのでなかなか順番が回ってこない。20分ほど待ち、自分の番。英語が通じるので助かる。経緯を説明し、pcの画面も見せる。会社のコンピューターで調べてくれるも見つからない。色々オフィスに電話したりして、ようやく本社のコンピューターに自分のチケットデータが見つかり、それを係員のメールアドレスに送ってプリントアウトしてくれた。ここまでおよそ1時間ほどかかってしまった。隣で待っていたおじいさんも同日にマチュピチュ行きの列車を予約していて、また現地で会おう、と握手して別れる。

18時に約束しているTさんに何度か電話するも繋がらないので、走って待ち合わせの宿まで急ぐ。ちょうどに到着し、ロビーに上がっていたTさんを呼び出し再会。今はセントロのサンフランシスコホテル、というところに泊まっているらしく、16ソルでドミ、20ソルでシングル、という破格の値段。日本語の情報ノートもあるようで、クスコ以降の情報を教えてもらう。セントロはミラフローレスより物価が断然安く、屋台で立ち食いなら1~5ソルで大体食べられるらしい。写真を見せてもらうととても美味しそう。結局今日明日は今後の予約手配で潰れそうなので、リマに帰ってきたら行ってみたい。ぶらぶら店を探しながら歩き、Larco Marまで着いて海の見えるレストランで夕食を共にする。ハツの串焼き。ペルーはお肉が安くて美味しいという話は確かだった。彼は日本からメキシコに入って2週間でバックパックとリュックサック、立て続けに二つも荷物を無くす、という不運続きだったが、ペルーをとても楽しんでいるようでほっとする。

歩いて宿近くまで戻り、お別れ。お互いの無事を祈る。宿に戻るとDJが音楽を爆音でかけている。少し横になってから、頑張ってシャワーに入り、少し作業をしてから24時前就寝。



No Responses to this post

This post has no comments yet.

Leave a Reply