157日目 100612 CHICAGO – RACINE – CHICAGO -



6時起床。荷支度をし、ダイニングでメールチェックなど。今日の行き先を確認。7時から朝食を急いで食べて荷物をロッカーに預け、七時半出発。8時前にユニオンステーション到着。切符を買い、先日乗ったのと同じミルウォーキー行きに乗る。(時間のない人は、午前中にこのJohnson Wax社を見学し、その足でmilwaukeeに行って、まとめて見ることも可能だと思います。)

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Johnson Wax(現SC.Johnson) HeadquartersFrank Llyod Wright
1937
14th and Franklin Street,Racine, Wisconsin 53403

■Chicago Unionstationからamtrakに乗って、Sturtevant駅下車(シカゴから一時間、二時間に一本程度。そこからタクシーで15-20分程度、片道約20ドル(メーター制)です。タクシー(yellow cab)電話番号(262) 634-2222。下記の要領で予約するとメールで教えてもらえますが、ツアーは敷地手前のGolden Rondelle theaterからスタートします。そこの住所は1525 Howe Street, Racine, Wisconsin 53403. です。駅からほぼ一本道なので歩こうと思えば歩けるかも知れませんが、一時間以上は確実にかかると思います。幹線道路沿いですが、一応歩道はありました。

■下記urlに飛んでもらうと予約のための電話番号orメールアドレスがあるので、そこに問い合わせください。平日のみの返答ですが、結構早く返答してくれます。ツアーはライトの本社ビル、今年オープンしたフォスターのホール、それぞれどちらか、どちらも、の三種のツアーがあるようです。どれも無料。金・土曜のみ。内部撮影不可。また、フォスターのホール内部にライト図書室があり、ライトに関する図書がほぼ全て揃っています。ツアーでちらっと見れますが、予約すれば使えるようです。ADAから出ているライト図面集まであったのには驚きました。

ROndelle[at]SCJ.COM
www.scjohnson.com/en/company/visiting.aspx

また、近くにライト建築が数件あるようですが、その中でもこの会社の社長宅であるジョンソン邸Wingspreadが良さげです。そこも訪問には予約が必要です。

info[at]johnsonfdn.org
www.johnsonfdn.org
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昨日予約しておいたタクシーが駅に着くと、ちょうど入ってくるのが見える。予約時に名前も伝えずに大丈夫なのか?と思ったが、駅で降りたのは自分だけなくらい、あまり乗降客の少ない駅だからだろう。乗り込むとインド人ぽいドライバー。ジョンソンワックスへはよく送迎しているようで、スタートの劇場もわかっていた。無事10時からの予約10分前に到着。シアターの中に入ると既に数人が待っている。名前を告げると胸に貼るシールをくれる。ジョンソン社は昔から殺虫剤や洗剤などを製造している会社のようで、昔からのパッケージが一覧出来るショーケースがあった。隣のおじさんが、これおばあさんがまだ持ってるよ、と言うくらい創業120数年の老舗。結局20数人ほどの大所帯でツアー開始。おじさんおばさんが多い。建築プロパーはあまりいなさそう。

塔については外からの説明だけで中には入れず。今はもう研究所としては使われていないらしい。
次に駐車場を通って、本棟administration buildingへ。現在天井のガラスチューブをメンテナンスの大変さからプラスチック製に替えている工事中で足場が大々的に立っている。一部工事完了後の部分があり、そこは写真でよく見たかの有名な天井が見れた。写真の印象より天井は低く、広い感じではない。ガラスチューブの天井は二重になっているらしい。ライトオリジナルのデスクとチェアが置かれていたが、チェアは本来三本足なのだが、こけることが多く、四本足に改良されたそうだ。

administration buildingはホールを見上げただけで終了。改修工事はおそらく今年の11月には終わっているだろうとのことだった。次にフォスター事務所の設計した新しいホールへ向かう。

SC Johnsonは家族経営で代々続いている。創業者(かな?)が1932年に行ったプロペラ機によるブラジル長距離フライト(その後彼はブラジルに大規模な原料のプランテーションを開発した)をなぞるべく、88年に息子とその息子が当時と同じプロペラ機でのフライトに臨んだその記録や飛行機などを博物館として見せるためのホールのよう。

フォースター郷が最初に敷地を訪れた時、学生のようにライト勉強に夢中になっていた、というエピソードが微笑ましい。さすがフォスター事務所だけあってきれいにまとめている。ライトの本棟に呼応するかのように円形の、方立をSUSのタイロッド(どうやっているのだろう、かなり細い)で支えるガラスだけで自立しているかのような円弧ガラスのカーテンウォール。入り口の壁にはパトリック・ブランの垂直の庭。かなりお金はかけられている。が、とりたてて面白みはない。

ホールを最後にツアーは終わり、外観をゲートの外から少し撮るともうやることがない。ドライバーのおじさんの言うとおり、帰りのタクシーを12時に来てもらうようにしておいたらよかったな、と思いつつ持っていた果物を食べ終わると、1215くらいに来てくれる。「ほらやっぱり、時間が余っただろう」と言われた。その通り。帰り道、途中から雨が降ってくる。歩こうとしなくてよかった。駅に到着し50分ほど次の電車を待つ。ほとんど誰も来ない静かな駅。待合室があるのでゆっくり作業。

アムトラックに乗り込む。駅に書いていたとおり、車内でも切符は同じ値段で買えた。(Sturtevant駅にはクレジット用自販機しかない)。シカゴに着き、サンフランシスコに電話を試みる。日本に送り返してしまったガイドブックの受け取り先として友人づてにSFのnewpeople内にあるSOUSOU紹介してもらった。かけると、代表番号で受付に栂なるが、電話が遠いのもあるのか、全然通じない。あきらめかけると日本語で話してくださった。担当者の方は接客中らしいので、追ってかけ直すことにする。今日の夕食のため、今朝宿に置いてあった付近地図に載っていたスーパーに行ってみる。これがかなり遠い。ユニオンステーションからでも片道20分ほど歩く。郊外のショッピングセンターで、パーキングが店舗より大きい。whole marketはチェーン展だと思う(NYにもあったので)がとてもきれい。でちょっと高い。買い物して隣にあったアウトドア用品屋でコーヒードリッパーを見付ける。三角のものはサーバーとセットでしか売っていないので、金網の物を試しに買ってみる。スターバックスもあったので、豆を100gだけ購入。うまくいくだろうか。店員にモロッコで買った小銭入れからコインを出していると、COOL!と言われた。ちょっとうれしい。

とぼとぼ歩いて駅まで戻り、また電話。今度は繋がる。経緯を説明し、受け取りを了承頂く。ややこしい経緯を急いで説明したので汗を掻いてしまった。ほっと一息。

6 時前に宿に戻り、作業。作業。8時頃夕食を作って食べる。土曜の夜で皆出払っているのか、やけに静か。食後また少し作業をしてから、10時出発。歩いてグレイハウンドバスターミナルへ。50分くらい前なのに既に10人くらい並んでいる。バックパックを列に並べ、座って待つ。

出発時刻の5分前くらいにやっと搭乗が始まる。バックパックをトランク前に置き、乗り込んで席を確保する。前回乗ったときは自分でトランクに入れたので、心配で見ていると、自分のも含め5つくらいに荷物を残しトランクが閉められる。慌てて、降りて訊くと、バゲッジタグがついてないからだ、と言う。カスタマーサービスでもらえる、と言うが今にも出発しそうなので、仕方なく車内に持って入る。乗り込む前に後ろに並んで居た男に、タグはどこでもらったの?と訊いたら最初に乗ったところ、と言ったのでてっきりつけてもらえるのかと思っていた。せめてチケットをチェックする係員が一言言ってくれればいいのに。さすがアメリカ。

車内の荷棚にはぎりぎり入らない。たまたま隣の女性が見かねて席を移ってくれたので、膝の上にバックパックで夜を明かすのは免れた。バスは30分遅れて発車。明日の朝の乗り換えは30分しかないのだが、間に合うのだろうか。



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