148日目 100603 NEWYORK – NEWCANAAN – NEWYORK



9時半起床。朝食を食べて10時過ぎ出発。昨夜調べておいたニューキャナン行きの電車に乗るため、地下鉄でgrandcentral stationへ。自販機で往復チケット18.5$を買い、ホームに行くと既に列車は来ていた。電車でグラスハウスのあるニューキャナンへ向かう。

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glass house
Philip Johnson
1949

■NYのGrandcentral stationからNorth Metro RailroadのNewHaven lineに乗ります。一時間に一本あり、Stamfordで乗り換えてNewCanaan着。片道1時間ちょっと、9.25ドル。駅を出ると目の前にグラスハウスvisitor centerがあり、ガイドツアーはそこからスタートします。

■基本的にガイドツアーでしか外観さえ見ることはできません。(遠くからでよければ車道からでも見えますが)。ツアーは6種類あり、写真不可90分で30$、写真OK120分で45$、ほぼ全ての建物やギャラリー内部を見れるらしいModern friend tourで100$、その他より高額のツアーもあるのでサイトを参照ください。ツアーは英語のみです。

http://philipjohnsonglasshouse.org
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このラインはwifiが繋がらない。車中作業。駅に着くと本当に道を渡った目の前にvisitorcentreがある。チェックインし、荷物を預けてショップを物色。20分ほど待ってツアー前のプレ説明開始。ガイドのおばさんはのりのりの陽気な感じで時節笑いも起こるが、ところどころ英語を聞き取れない箇所が多いので取り残される。

バスに乗り、敷地内へ。入り口のゲートは死後作られたものらしい。フランクステラがデザインした?ビジターハウスの前からスタート。中は後で見るらしく、先にグラスハウスへ。その手前にある円形のコンクリートはドナルド・ジャット作。untitled。天端がレベルから傾けられており、面白い。木からの滴でかなり痛んでいるため、年々補修しているらしい。

まずはブリックハウス。しかし現在restration中のため、内部は見ることが出来ない。3つの寝室が入っている。

向かいにあるグラスハウスへ。天井が高い。落水荘に行った直後だからか高く感じる。空調が入っておらず外よりも暑い。空気が籠もっている。掃き出し扉しかなく、網戸もないため、居住性能は良くなさそう。あくまで春秋を旨としたパヴィリオン、だろうか。(ガラスもシングルなので寒そう)。確かにロケーションはすばらしいが、空間的に、また、ものとして、唸るような点は見当たらない。
中に入ってしばらくすると、大きな雷鳴が聞こえてくる。稲光も見えるようになり、いきなり豪雨。ガイドは平然と解説を続けているので、よくあることなのか。本当にアメリカの天気は異常なくらい変わりやすい。20分くらいすると、何事もなかったかのように雨は上がり、陽光が芝生を照らしている。まぁ雨の状態も見れたのでよかったといえばよかった。

次に歩いてペインティングのギャラリーへ。壁面が放射状の可動壁になっており絵画を収納しながら展示できるようになっている。隣の彫刻ギャラリーは初めてこの敷地内でエアコンが入った建物らしいが、なぜか今は稼働しておらず暑い。内部の鉄骨は錆び、少し残念なことになっている。

最後にvisitorcentreを見てツアーは終了。バスに乗ってセンターに戻る。二時間。写真を撮れなくてもよかったので30$ツアーでよかったかな、と思う。

すぐに電車の時間なので駅へ。来たのと同じ路線でセントラルステーションまで戻る。着くともう夕方五時。早い。そのまま地下鉄で南へ下る。Fulton Stで降りて、9・11跡地を見る。敷地の大きさから元々建っていたであろう建物の大きさが想像できる。こんな巨大なビルが折れて落ちてくるなんて、確かに映画でしかあり得ない。その大きさを実感できたので見に来てよかった。既に新しい建物の部分が1階まで立ち上がっている。仮囲いにCGが貼ってあるが、リベスキンドの案は微塵もない。メモリアルミュージアムができるらしいが、普通の商業的再開発計画になっている。こんな言い方は不謹慎だけれど、勿体ない。

visitor centreがあるらしいが見つからず、時間も閉まっているだろう時間だったのであきらめる。Wall Stを通ってStaten Island Ferry terminalへ。最後に一応自由の女神を見に行く。といっても無料の交通線から脇を通るだけだけれど。乗り込む人数は多かったが、地元の通勤客が多いのか、乗り込んでも女神を写真に撮っている人は案外少ない。潮風が気持ちよい。ヘルシンキのスオメリンナ行きフェリーを思い出す。女神像は思ったより小さい。映画などで流通する情報で過度に拡大されたイメージが刷り込まれているせいだと思う。場所もマンハッタンからは離れている。

またマンハッタンに戻ってきて、地下鉄で宿に戻る。20時過ぎ。シャワーを浴びて明日の出発に備え荷物を整理し、久しぶりにビールが飲みたくなったので近くの酒屋に買いに行く。レジで支払い、袋は要らないよ、と言うと、いや必要なんだ、と紙袋に入れられた。宿に戻り、アルバイトの若者に訊くと、NYでは路上での飲酒は違法であり捕まるらしい。なので袋に入れて持ち歩かないと、路上飲酒と見なされてしまうとのこと。ヨーロッパでは皆路上で、電車でも飲んでいたので意外に感じる。街の印象ではNYの方がカオティックなのに変な感じがする。

夜、まだ全然決まっていないシカゴ周りの予定を詰めようとするも全然進まず1時就寝。



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