149日目 100604 NEWYORK – CHICAGO

6時半起床。朝食を食べて荷物を整理し出発。ずっと宿が一緒だった方が起きて来られたので、何かあるんですか?と訊いたら見送ろうと思って、と。失礼、申し訳ない。7時出発。徒歩10分のペンステーションからNewarc空港に向かう。NJ transitでLiberty駅で降りて、ターミナル間を走るAirtrainに乗り換える。空港には無事到着。JFKより小さい。

チェックインカウンターに行くと、何やら雲行きが怪しい。キャセー経由でヘルシンキ以降の全ての便を変更してもらったのだが、なぜかニューヨーク以降の便が前のスケジュールが残っており、キャンセルできていないらしい。AAの便なのに、なぜかAAのカウンターでは解決できず、キャセーに連絡してくれ、と言われる。一応シカゴ行きの搭乗券は出してくれたが、また不安が一つ。

飛行機の中で作業。ログと写真の整理はそれほど溜まっていないので、アメリカのガイドブックを一通り目を通す。たった二時間ちょっとで無事シカゴに遅れもなく到着。オハレ空港はニューアークより随分大きい。国内線だからか、バゲッジクレームが普通に誰でも入ってこれるエリアにあるのが変な感じ。今回も無事届いてくれた。毎回ドキドキしてしまう。地下鉄に乗りダウンタウンへ。ブルーラインがダウンタウンと直結しているのでたった2.25ドルで市内まで行ける。すばらしいアクセス。

宿が市内から離れているので、向かう前に観光案内所に向かい地図など資料を集めに行く。地下鉄を乗り換えるとLと呼ばれる高架の地下鉄にいつの間にかなっていた。去年、英語の勉強のためにとERを見ていたが、シカゴが舞台だったので映像で見ていた地下鉄の車内と同じでちょっと感動。舞台となっていた病院もシカゴにあるのだろうか。病院前のカフェなどちょっと見てみたい気もする。

地下鉄を降りて地上に向かう通路が線路の下を通っている。隙間から電車が見えるくらい近い。大丈夫なのだろうか。道路レベルから見上げると、線路脇に腰壁など囲いが何もないので、ちょっと脱線したらすぐ落ちてきそうなくらい足下まで見える。見ていて怖い。なんというかこの豪快さというか適当さってアメリカだなぁという感じが、食べ物や宿など色々な所で感じる。

visitorinfoはニューヨークなどよりかなりちゃんとしていて、資料も地図もちゃんと揃っているし、スタッフの人数も十分。スペースがかなり広く、wifiもフリーなため多くの人が利用している。地図をもらって、近くのマクドナルドで昼食休憩。本当にどれだけハンバーガーを食べているのだろう。

次にシカゴ建築協会へ向かう。オンラインで既にファンズワース邸ツアープラス(プラスは、加えてミースのレクショアドライブ、IITクラウンホール、IITマコーミックセンター(OMA)。7.5時間もかけて廻るバスツアー)のチケットを発券してもらうため、かつ他に色々ツアーがあるようなので資料を集めるために。到着した協会ビルは広く、活気があった。毎日のツアーを張り出している。建築を専門にしていない客層まで取り込んでいるようで、すばらしい。シカゴは18世紀後半からの高層ビルデザインのメッカでもあり、ミースのアメリカでの本拠地でもあり、フランクロイドライトの建物もかなり多くある。建築資源には事欠かない。

地下鉄レッドラインは高架でなく地下にあった。30分ほど北に上がり、Granvilleで降りて北東へ歩いて10分弱、Chicago International Hostelへ。HI-Chicagoが満室だったので、より安かったここにしたのだが、久しぶりにインドを思い出すような宿。明らかに手入れが足りていない。入ると黒人の頭が眠そうなおじさんがとてもゆっくりとした動作でチェックイン作業をする。どうやらスタッフは彼一人らしい。ルームキーはなく、すなわちドミトリーの部屋に鍵はかからない。エントランスは?と訊くと、これもなく、入り口横のレセプションにいつも誰かいるから大丈夫、とのこと。ロッカーはあるのに全て潰れており使えない。wifiが使えるとホテル案内に書いてあったのに、ちょうどネットワークがダウンしていて、夜には治るかも、と。虫がわいてそうな部屋で、もちろんエアコンなんてない。ゼロか工事現場みたいな強風かの二段階しかない冗談みたいな扇風機がひとつあるだけ。まぁ23ドルで二泊だけなのでいいか、と割り切る。

荷物を置いて、とにかく先の予定を決めるために調べ物をしなくてはいけないので、同室のイギリス人に教えてもらったスーパーに行きがてらwifiがあるお店を探す。西に行って高架をくぐり大通りに出たところの北側にダンキンドーナツが見えたので行ってみるとfree wifiとある。さっそく水を買ってpcを開けると、なぜか電池がもう10%しかない。昨日の夜フル充電したはずなのにおかしいな、と隣の黒人の足下を失礼してコンセントから電源を取ろうとアダプタを繋げると、アダプタに通電しない。おかしい。色々試してもダメ。

となると、調べ物ができない。一瞬焦る。とりあえず航空券の件を問い合わせメールを送り、シカゴ市内のパソコンパーツを売ってそうなところを検索して電池切れ。

とりあえずスーパーに向かう。道向かいに街の電気屋さんみたいなところにpcとあったので覗いてみる。ドアを開けた瞬間なさそうだなとわかるが、一応訊いてみるとやはりない。が、そこはネットカフェもやっていて、1.5ドル/時間だったのでスーパーの帰りに寄ることにする。果物がほぼ売り切れで残っていたいちごを一山買う。

教えてもらったpharmacyの手前にドイツでよく見たALDIがあったのでそこで買い物。さすがNYミッドタウンよりかはかなり安い。帰りにネットカフェに寄り一時間調べ物。

宿に戻り、部屋でもう一度充電を試みると、今度は通電する。何が違うのだろう?別の充電池で電気が来ていることはどちらも確かめたのに。今回が初めてではないので、予備アダプターを探した方がよさそうだ。

いちごを洗ってソファに行くと日本人の方が一人いらっしゃった。スターアライアンスのチケットで東回りで一周中で今一ヶ月目とのこと。ワンワールド以外の方には初めてお会いした。逆に今まで自分が行った所に行かれるので、いくつか役に立ちそうな情報をお伝えする。16歳の時にヨーロッパ一人旅をされたそうで、その時の未知の感覚をもう一度味わいたくて今回旅だったそう。色々な動機があるものだなぁと面白い。23時半就寝。



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