143日目 100529 PHILADELPHIA – WASHINGTON D.C.



6時起床。荷物をまとめて6時半出発。昨日教えてもらった通りアラームを解除して外に出る。雨が降りそうで降らずに何とか持ってくれた。急ぎ足でバス停に向かうが、目の前で安全を見て一つ早く乗ろうと思っていたバスが行ってしまった。こういう時だけ時間通りにバスは来る。30分待って次のバスに乗る。JFKStで降車ベルを鳴らすと、バス停もないのに下ろしてくれた。

近くのベーグル屋で朝ご飯を買って30th St駅へ。駅構内に着くと昨日は気づかなかったがカフェやマクドナルドがあり、ここで朝食を買うこともできた。朝早くからどこも開いている。

昨日チェックしておいたバス乗り場へ到着すると、既に10人ほど並んでいる。出発する頃には座りきれず立っている人がいるくらい満員になった。6th Stから乗らずによかった、と思っていると、6th Stバス停で運転手が何か言って、数人が手を挙げて降りていく。おかげで立っている人も無事座れる。降りた人は増発便に乗る人ということなのだろうか。

11時半ワシントンDC着。すぐ近くの予約しているYHへ向かう。HI-Washington DCYH。街のど真ん中にあり、メガバスのストップからも歩いて10分弱、ナショナルミュージアムへ歩いて20分くらいと便利な立地だが、ドミトリーなのに39.95ドルと高い。アメリカには珍しく朝食も付いているが、ベーグルとコーンフレーク、マフィンなど、基本的に美味しそうではない。25ドル程度の安宿もあるのだが、早くに埋まってしまっていた。レンタカーを借りる日の帰りが遅くなる可能性も見越して門限もないこともあり、ここに決めた次第。

チェックインが二時からだと言うので、ログのアップなどしながら待つ。1時半前にもう入れるというのでチェックイン。荷物を置いて近くのスーパーへ買い出しに。NYよりかなり安い。野菜を食べたいのでなすび(eggplantという名の通り、こちらのなすびはかなり太って大きい)やズッキーニなど三日分の食材を購入。宿に食材を置き、近くのマクドナルドでさっと昼を取るともう17時前。インフォはもうしまってしまうのであきらめて、近くの地下鉄駅へ向かう。

路線と料金案内を見て、ダラス空港を今日見ておくことに決める。切符を買おうと何度お金を入れても買えない。後から気づいたのだがお釣りが5ドル以上は出ないためだったよう。間違って10ドル分買ってしまう。ヨーロッパでも色々あったが、こういうお釣りが出せない機械というのが日本の生活から考えてしまうと全く意味がわからない。

Metro Center駅からL’enfant駅へ行き、降りて空港行きのバス停を探す。ふと振り返ると、パリのユネスコビルのような形のブロイヤーっぽいビルがある。(帰ってから調べたらやっぱり、住所がわかっていなかったブロイヤーのそれだった)

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US Department of Housing and Urban Development
Marcel Breuer

■L’enfant Plaza駅を北側に出て振り返ると見えます。
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バス停は7thStとD.Stの交差点にあった。が、ここでも運転手は3.2ドルちょうどしか受け取らず、現金は持っていないのでお釣りはない、とバス停に書いてある。お釣りぐらい持てよ!と叫んでもしょうがないので、手元に20ドル札しかないため、近くのピザ屋で飲み物を買って崩す。敗北感を感じながら乗車。(ちなみに空港行きは一時間に一本です。注意)

片道一時間ほどで空港着。作品集で見ていた姿が近づいてくる。写真の感覚通り大きい。天気も快晴で写真映えする。

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Dulles Airport
Eero Saarinen
1962

■少し時間がかかりますが最も安い行き方は、地下鉄L’enfant Plaza駅もしくはRosslyn駅へ行きます
→駅近くのメトロバス(メトロとは別会社の別料金、メトロの一日パスは使えないので注意)、5Aに乗り片道一時間ほど。
L’enfant駅のバス停は7thStとD,stの交差点角にあります。駅を降りてからサインがない(見つからなかっただけか?)のでわかりにくいです。毎時45分に発でした。帰りも同じ経路で一時間に一本です。片道3.2ドル。お釣りがでないので、ちょうどか以上が必要です。一ドル札でもOKです。

■バスが動いているmidonightまでは開いています。写真を撮れている範囲は搭乗客でなくても見れました。
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まずは外観を撮ってから中に入り、二階へエスカレーターで登ると一気に広いワンルーム空間に入る。拡がりが抜群に気持ちよい。この大空間で中柱は二本しかない(見た目新しいのでもしや後付か?)。増築されたのかゲート側は柱の外側にも建物が伸びている。柱の形やサッシの取り付き方がすばらしい。よくもまぁ3Dcadもない時代に。

天井に照明がほぼ皆無な内装もすばらしい。真ん中のアイランド状の低いブースが航空会社のカウンターであり、天井から上部大屋根を照らしている。

一時間後の帰りのバスの時間に合わせて切り上げる。帰りはRosslyn駅から地下鉄に乗る。9時過ぎ宿に戻り、野菜炒めを作って食べる。久しぶりだからかいつもほど美味しくない。思えばフィンランド以来ずっとオイリーな食生活なので、たまにはノンオイリーな食事がしたい。明後日の経路を地図上で調べたりしてから24時頃部屋に戻る。入ろうとするとカードキーが開かない。たまたま帰ってきた同室の韓国人のも開かないので、しょうがなく六階から一階まで戻り、なにやらキーを登録しなおしてもらう。2ヶ月の旅行でアジア、ヨーロッパ、アメリカを廻っている27歳の青年。若く見えるねと言ったら喜んでいた。なぜかDCの宿は韓国人が多い。日本人はみかけない。あと街中でも空港でも異様にインド人が多かった。ヨーロッパでは現地在住のインド人しか見なかったが、彼らの最も人気のある旅行先はアメリカなのだろうか。24時半就寝。



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