116日目 100502 OSLO



8時起床。昨夜は何度か目は覚めたが延べで11時間も眠った。おかげで少し楽な感じ。が、熱を測ると下がってはいない。
朝食が付いているのでダイニングに降りる。と、今までで一番の豪華なビュッフェ、北欧はホステルでも高い代わりに朝食も豪華なのか。コーヒーは相変わらず美味しくないけれど、それ以外はハムから野菜からジャム果物と多種揃っている。おかげで栄養を取れる。

食べてからまた一時間ほど横になり、メールチェックだけしてから10時半頃体の様子を見つつ出発。トラムに乗って中央駅前を少し過ぎたところで降りる。オスロ市庁舎へ行く。visitOSLOのイベントをやっていて大勢の人。地下へ行くとフリーのオスロパスを配っていたのでもらう。

その足で歩いてオペラハウスへ。12時少し前に到着。既に20人ほど並んでいる。列に加わり、12時のオープン、ガイドツアー整理券配布を待つ。なぜか廻りはフランス人(語)が多い。開場し、無事整理券を取得。見ると係員の手にはかなりの束だったので、そこまで急がなくてもよかったのかもしれない。

一安心して、美術館巡りへ。まずは昨日入れなかった建築博物館。
今日はちゃんと扉が開いている。が、フェーンの新館は展示替え中のようで入れず。残念。
旧館で先日行われたオスロ新国立美術館のコンペ結果をファイナリスト全てのパネルと模型、動画で展示している。ファイナル前の佳作?にザハが入っている以外はヘニングラーセン事務所ぐらいしかわからないが、オスロやコペンハーゲンの事務所が多い。しかしレンダリングがきれい。きれいすぎる。逆にあまりCGをプレゼンに入れていないベルリンの事務所の方が目立つくらいだった。文字がほぼ全てノルウェー語なので詳しいことは何もわからないが、こういう展示に結構人が入っていて(おじさんおばさんが多い)見入っている、ということがすばらしい。

次にマリメッコの展示をしている手工業美術館Kunstindustriamuseetに向かう(この日本語訳もどうかと思う)。
創世記から現在までのテキスタイルと衣服のデザインを展示している。脇坂さんのデザインされたテキスタイル「KUMISEVA」と「KARUSELLI」が二点並んでいた。1970年代初頭に遠くフィンランドで働いていたというのはすごいことだと思う。他にもうひとりFujio Ishimotoさんという日本人の方もいらっしゃったよう。カタログが英語併記なら買って帰ろうと思ったがなし。今更ながら、英語バイリンガル表記の重要性をひしひしと感じる。それだけでマーケットが格段に広がる。GAの本が結構並んでいるのもよくわかる。

これだけで結構いい時間になったので安全をみて早めに三時からのオペラハウスガイドツアーに向かう。20分前に着くとそれらしき人々が集まっている。時間になると案内係が数人出てくる。何グループかに分かれて行くようだが英語ツアーはなさそう。バウハウスの時もそうだが、言葉のわからないガイドツアーは予想以上に手持ちぶさたで退屈。

オペラハウスの内部というのを見るのは初めてで、建築計画の記憶から舞台と同じ広さの後ろ舞台や側舞台、高い天井高と奈落が必要だったことを覚えているくらいだが、実際、観客席から見える舞台はほんの一部でバックヤードの方が圧倒的に広いことがわかる。一般の観客が訪れるホワイエや舞台などと同等以上のスペースがある。舞台裏にはアイロン室や衣装部屋、衣装の制作室など工房のような雰囲気。部屋にかかっている名札の中には三人ほど日本人の名前を見かけた。メインのホールは撮影禁止のため写真はない。

早いがこれで今日は終了。大事を見て早めに返って早く休む。建築ツアー的にはどことなく低調な毎日。宿に戻る。一つ手前の駅で降りてスーパーに寄り、果物と夕食を買って帰る。天気がいいのにもったいない。ゲストキッチンで夕食を作っているとマレーシア人のおばさん5人組ががやがや夕食を作りに来る。コペンハーゲンで同室だった男性もマレーシア人だった。マレーシアから北欧へはよく来るのだろうか。マレーシアは年中暖かいから寒いわー、と言っていた。

食事してから少し部屋でログを書いて22時就寝。



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