6時半起床。昨日も今日も閉めておいたはずの窓が誰かが開けたままにしているので(窓を開けて寝たい人がたまにいる)寒さで目が覚める。暖房が入っている意味がない。簡単に朝食を食べて身支度をし、出発。通りがやけに静か。もしやメーデーなのでトラムも動いてないのか?と不安になるも駅に人が来たので少し待っていると来た。が、本数は少ないのかもしれない。
30分ほど前にバスターミナル到着。オスロ行きのバスに無事乗り込む。途中からまた雨が降ってくる。昨晩から老人のせきがうつったのか、咳がでるようになった。今日になって喉も痛い。朝飲んだ風邪薬が効いてくれるといいけれど。
何事もなくオスロに着くのかと思っていると、途中警察が検問のようなことをしていて、何やら倉庫にバスごと入り、麻薬犬のような犬を連れてバスに入ってくる。どこに行くのか?とか宿は取っているのか?など訊かれる。その後、荷物入れもチェックが入り、全員自分の荷物を外に出すように言われる。従って出すと、一人の黒人男性がどこか別の部屋へ荷物を持って連れて行かれる。荷物に犬が反応して誰のものかを特定したかったのか。彼を待つこともなく、バスは何事もなかったかのように発車する。何だったのだろうか。麻薬の取り締まりか?
おかげでバスは到着が少し遅れる。雨の中オスロ着。まずはATMを見付けノルウェークローネを調達し、ツーリストインフォへ。地図をもらい、目的の建物をプロットしてもらう。Sverre Fehnの建物がメインなのだが、それらはどれも郊外で地図から外れている。その住所の駅だけなんとか教えてもらって、後は自力で探すしかないよう。HamarにFehnの美術館が二つあるようなのだが、それらの情報もない。置いてあるパンフレットを物色していると、明日はvisitOSLOの日らしく、公共交通機関乗り放題+美術館割引のOSLOpassをその日限り有効だがタダで配るらしい。太っ腹。なおも美術館の開館時間らしきスケジュールが書いているリストを見ていると、オペラハウスでガイドツアーがあるっぽい。ノルウェー語しか書かれていないので、まとめてアンダーラインを引いて、尋ねる。やはりツアーがありフリー。明日12時から整理券を配るとのこと。また手工業美術館ではマリメッコの展示をしている。美術館関係は例外なく全て月曜休みだそうで、Hamarの美術館も同じだろうから、明日日曜をどちらに費やすか迷う。
駅前のマクドナルドでコーヒーとお昼を食べながら地図を広げ情報をまとめ、スケジュールを組む。
駅のロッカーに荷物を預け(30nok)、まずは建築美術館Nasjonalmuseet-arkitekturに向かってみる。まだ閉館まで一時間半ほどある。今日はメーデーで休みだからか人が多い。オスロは結構起伏があるので歩いていて楽しい。
美術館に到着。明らかに建築家くさい新館がある。ガラスとコンクリートの当て方が即物的で面白い。(夜に調べたらSverre Fehnの遺作だった。なぜかリストに入っていなかった)。入ろうと扉を引くと開かない。どうやら休みらしい。通りかかった人に訊いたら、たぶん今日は特別な休日だからじゃないか?とのこと。うーん、ということは他に行ってもどこの美術館も休みかーと思いつつぶらぶら歩いていると、気持ちよさそうな丘があったので登ってみる。地図を見るとAkershus Fortress&castleと書いてある。城だ。どうりで堀があり城壁があるはず。
高台になっており、オスロの入り江の一つが見渡せる。天気は昼間の雨を忘れたかのように晴れ渡っている。海もきれい。市庁舎前の広場からは何か演奏をしているのか音楽が聞こえる。のどかだ。
城を一通り見てからそのままオペラハウスに行ってみる。入り江沿いを歩いて向かうと、海を跨いで見えてくる。大勢の人が屋根から陸からスロープを歩いている。
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National opera house
Snohetta
2008
Kirsten Flagstads plass 1,N-0150 Oslo,Norway■オスロ中央駅の南側、徒歩5分くらいです。
■ホワイエは毎日1200-2300(土日は2200まで)開いています。ガイドツアーが定期的にあるのかは不明ですが、ありそうな感じでした。
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この海にそのまま入っていき、上は屋根までつながっている斜路がこの建物の一番の魅力だと思う。本当に多くの人が上がり下がりしている。人間って坂があったら登りたくなるものなのだなぁと感心する。子供が一番正直で走り回っている。ホワイエも自由に入れるようにしてあるのが良い。結構オペラハウスやコンサートホールはコンサート客以外にはクローズしているところが多い(こちらでは)気がするが、とてももったいないことだと思う。ここはおかげでショップやカフェも結構客が入っている。
トイレに行くと入り口から壁天井が黒スタッコでお金がかかっている。内部もきれい。小便器はこういう方法があったかーと感心。ランニングコストはかかりそうだが、回転の速いところならありだと思う。そういえば形は違うが日本の高速SAのトイレの小便器もこんな感じのところがあったように思う。
しばし休んでPCを開いて見ると無線LANが繋がったので調べ物を先に済ます。ホステルが繋がるかどうかわからないのでできるところで済ましておかないとと思う。やはりHamarの美術館は一つしか出てこず1200-1500、月火土は休みらしい。明日は日曜なので通常なら開いているが怪しい。体調と電車賃(結構高い、往復236nok)と閉館の可能性からHamar行きは見送ることにする。一通り調べ終わって外に出て歩き出すと、どうも体がだるい。熱があるような感触。そういえば昼くらいから喉も痛い。風邪を引いてしまったよう。
全然スーパーも見当たらないのでしょうがなくセブンイレブン(北欧はどこにでもある)で高いりんごジュースとのど飴(Ricora以外はノルウェー語がわからず中身が不安なので選択肢がない)を買って(それだけでおよそ600円くらいする)、トラムに乗り宿へ向かう。
HaraldheimYHはトラム17でSinsenkryssetが最寄りだが、ひとつ手前のSinsenterrassen駅で降りて進行方向右に行くとBunprisというスーパー(メーデーでも日曜でも開いており年中無休で22時までやっている)がある。歩き方にはYH自体が載っておらず、YHガイドにも近くにはコンビニもないと書いてあったので、メモ。
また無線LANもレセプション付近ではつながりフリー。キッチンも広い。朝食付で、かなり豪華なビュッフェ。セーフロッカーはあるが10nok(戻ってこない)。目の前の丘がかなり気持ちよい感じで、ホステルでバドミントンやサッカーボール(ちゃんごゴールも置いてある)が借りれる。すばらしい。
チェックインして部屋へ。同室はオーストラリア人。レセプションにはシドニー、東京、NYの時計が掛けてあったが多いのだろうか。熱を測るとやはり少しある。pcなどをロッカーに入れ、薬を飲み寝支度をしてすぐに横になる。体が睡眠を欲している。作業は全くせずにとても早く21時就寝。
やほーー!
風邪大丈夫?旅をしているとどうしても疲労が溜まってくるから無理せぬように。。
それにしてもまっちゃん写真上手いねえ。
どうもー。お気遣いありがとうございまーす。
風邪は二日続けて10時間以上寝たおかげか、薬が効いたのか、咳以外は治まった様子です。
確かに疲れも溜まっていたので、ちょうど良い休養となりました。
そんなところに今夜は夜行バスなのですが・・・。
写真、そう言ってもらえるとうれしいですが、うーん、自分的にはうーん、という感じです。
よく青空にレンズのゴミの影が映っていたり、露出がいまいちだったり、構図がワンパターンに感じたり(まぁこんだけ撮ってたらそう感じるのも仕方がないかも)、です。まだまだ、まだ甘い。
その言葉を励みにもうちょっと精進します!
ご無沙汰です。
私も数年前まで夜ベッドに入ると咳が止まらない症状がありました。
アレルギー性のものなのでとりあえず咳止めを飲んでいました。
年をとると治るかもしれません。
ご無事で。
ところで松本さんのアドレスは変わってますよね?
ちょっと忙しくて更新滞っています、ヘルシンキから松本です。
>室賀さん
どうもコメントありがとうございます。
いやはや、咳は何某か変化はしているので、回復には向かっているようです。
アレルギーの対象がわからないので困りものです。
さて、すみません、アドレス変わっています。
先ほどメールをお送りしました。届いているといいのですが。
年賀状の差出人欄にてお知らせさせて頂いたのですが・・、わかりにくいですね。
ちなみに、ウィルスやスパムを恐れて、ここにはメインアドレスは置いていません。
日本の安定した環境下ならまだいいのですが、この飛び回っている間に感染すると、
ちょっと面倒なので。
windows環境に慣れていないので、迷信的に恐れている所も多分にあります。
一応右上、名前の下にサブアドレスを書いています。