102日目 100418 BERLIN



8時半起床。Yさんと朝食を食べて、今日のルートを調べてから出発。Yさんも同行。

まずは地下鉄に乗ってAlexanderplatz駅で下車、歩いてオランダ大使館へ。

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Netherland embassy
OMA
2003
Klosterstrasse 50,10179 Berlin,Germany

■Alexanderplatz駅から歩いてすぐ。
■日曜なので閉まっていました。平日は入り口ホールのみ入れるという情報もありますが、定かではないです。ガイドツアーの類は大使館サイトも見てみましたがないようです。
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明らかにオランダっぽい建物が見えてくる。思ったより派手な感じではない。近寄ってガラス面から中をのぞき込もうとすると、日曜でも小屋に待機している警備員に怒られる。さすが大使館、警備が厳しい!。外から見ても写真で見た以上の情報はあまり得られない。入りたい!

あきらめて次へ。川沿いを歩く。雲一つない晴天で気持ちよい散歩。Yさん曰く、ここまで晴れたのは久しぶりらしい。やっとベルリンにも春が来たと喜んでいる。その喜びようから本当にベルリンの冬は暗くて寒いのだなあぁとわかる。

シンケルの旧ナショナルギャラリーが見えてくる。

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Altes museum
K.F.Shinkel
1828
Bodestra?e 3,10178 Berlin, Germany
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新古典主義。階段になっている基壇と上部建物の組み合わせが変な感じがする。
と、パルテノンの写真を見返してみると、基壇が上部に比べてやたらと大きいからだとわかる。美術館というプログラムの要請からだろうが、上部柱間の中に部屋が入っていることも含めて、パルテノンを見た後に見ると、ポストモダン建築のように見えてしまう。新古典もポストモダンも、参照元(ポストの方が広いが)とプログラムとの乖離という図式は同じだからか。

展示は見ずに次へ。。すぐ近くにあった現代美術のギャラリー(Yさん曰く有名なところらしい)の建物がとても良い。チッパーフィールドのような丁寧な仕上がり。素材の選択も間違いがない。誰だろう。

そのすぐ裏にある歴史博物館へ。

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Exhibition hall of the German Historical Museum
I.M.Pei
2003
Unter den Linden 2,10117 Berlin,Germany
■1000-1800、5e。休みなし。内部撮影可能。
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aarauのHdeMのような階段が見てみたかったのだが、内部も良さそうな感じなので、入ってみることにする。お腹がすいていたので近くの屋台でホットドックを買って食べる。やっぱり高い。観光の中心地だけあって人も多く、賑やか。

内部は少しルイスカーンのような感じ。敷地の形の三角形からプランも三角形になっており、それを巧く生かしている。手すりがルーブルと同じ納まりだった。展示はあまり面白くない。

美術館を後にしてやはりホットドックだけではお腹が少し空いているのでテイクアウトできそうな所を探す。せっかくの晴天なので公園の芝生で食べてごろんとしたい。アイゼンマンのモニュメント脇に売店が多く並んでいたので、前回見れなかった地下のインフォメーションセンターを見てから買い込むことにする。

階段を下りるとクロークなどがある。入場はここも無料。パンフレットには日本語版もあった。迫害で亡くなったユダヤ人の顛末をミクロとマクロの観点から展示している。その圧倒的な数字に驚かされる。

部屋の四面にプロジェクターで亡くなったユダヤ人の名前を投影し略歴を展示する部屋があったが、全てのユダヤ人の名前が読み上げられるのに6年以上かかるらしい。気が遠くなる。展示は全て英語も表記してあり親切。

地下を抜けて、ケバブ屋でドネルとビールを買い込み、隣の公園へ。適当な芝生を見付けて座って食べる。だんだん日光がきつく感じてくる。絶対日本より熱線が多い気がする。降参して木陰に移動。ちょうどいい。まわりではバドミントンやサッカー、フリスビーをやっている。なんて平和な。ほんの20数年前にはここでこんなのどかにはできなかったのかもしれないと思うと、よかったなぁとしみじみ思う。歩いてナショナルギャラリーの方へ向かう。

途中、ソニーセンターの近くの芝生が密度がとても気持ちよさそうでつい横になってみる。気持ちよすぎて本当に寝てしまう。こちらの芝生はなぜこうも特に手入れされてそうなところでなくても、きれいにきめ細かく生えそろうのだろう?やはり土と気候が豊かなのだろうか。ぼちぼちナショナルギャラリーが閉まってしまうので、昼寝もそこそこに向かう。

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National Gallery
Mies van der Rohe
1968
Potsdamer Strasse 50,10785 Berlin,Germany
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フィルハーモニーの横を通って到着。大きい。柱が上窄まりになっている。グランドフロアは展示換え中か、工事中で、地下のみ展示が見れる。なんというか、空虚な神殿、という印象。見えるところには何もない。全ては地下にある。しかし、鉄骨の扱い方、見せ方はきれいすぎる。圧倒的。

6時に追い出されるように閉館。よく歩いたので(結構寝たけれど)早めに帰る。
日に焼けて疲れたのもあるのかもしれない。帰り道にタマネギを買って、家でポトフを作る。オランダでのリベンジ。今回は皮付きのソーセージでうまく出来た。ってブイヨン入れて煮込むだけだけれど。洋風おでん。それでも美味しい。食後作業。2時頃就寝。



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