94日目 100410 WIEN – BUDAPEST



8時起床。結局昨日は延べ10時間ほど寝たことになる。昨日の方と一緒に朝食を食べる。荷支度をしてチェックアウトし、荷物を預け一緒に駅まで向かう。彼は明日プラハに行くのでチケットを自販機で買えるか見て見るも買えないよう。ドイツとは違うようだ。早割的なチケットもない模様。地下鉄に乗り込み、彼は途中で降りるのでお別れの握手。

昨日に引き続き、応用美術美術館MAKへ到着。土曜は無料なので今日に回した。

歩き方の説明によるとユーゲントシュテール時代のホフマンやワグナーの家具などが見れるそうなので来たが、予想外にとてもいい展示内容だった。

まずはトーネットの椅子の展示。50脚以上のトーネットが初めて作った椅子から量産化されたプロトタイプ、ホフマンやワグナー、ロースのデザインした椅子まで、一同に触れる距離で見ることが出来る。内部撮影禁止なので写真がないのが残念。トーネットのオリジナルとコピー製品を隣に並べて違いを説明していたり、おもしろい。展示の仕方も椅子の影が白い膜に映るようになっていて秀逸。展示計画はアーティストに任されているらしい。

2階に上ると建築モデルの展示がある。なんとゲーリーの自宅の、おそらくオリジナルのスタディモデルやスケッチ、リベスキントのユダヤ博物館のスタディモデルやスケッチなどがあり、かなり面白い。

帰りにブッックショップに寄り、ここのガイドブックを見ると、分館的に市内に現代美術を展示する施設や、ドナルドジャット、ジェームズタレルのインスタレーションもある模様。うーん、早く知っていれば行ったのに。ウィーンに来られる方はまずここに来て(建築ガイドも多数置いているので)チェックされることをお勧めします。

その後、ちらっとロースの二作品アメリカンバーとロースハウスを外観だけ見て、急いで荷物を宿からピックアップし、ブダペスト行きのユーロラインズへ10分前に到着。危ない。チェックインし、15時のバスに乗り込む。

三時間でブダペスト到着。バスターミナルまで高校時代の同級生夫婦が迎えに来てくれる。ハンガリーにはマコヴィッツやレヒネルの建築があるが、それよりほとんど彼らに会うために来たようなもの。そのまま車で軽く市内を案内してくれる。街の中心を流れるドナウ川縁を見てから、荷物を取っておいてもらった宿へ置き、彼らのお宅へ。

二人の友人の友人夫妻(ややこしい・・、プロの日本食シェフ)が今日のためにディナーを用意してくれた。旦那さんはハンガリー人なのに、作られた和食はとても美味しい。日本で食べても驚くだろうくらい美味しい。やはり盛りつけがとても丁寧。特にほうれん草のおひたし(すごく美味しい)の盛りつけには感動。美味しく楽しく頂く。

夜中、ハンガリーで増えているという廃墟カフェに皆で散歩がてら向かう。

ブダペスト市内には首都なのに廃墟化している建物が結構あるらしく、そこを安く借りて、自分たちであるもので飾り付けをしてカフェとした店舗が流行っているらしい。クラブのような雰囲気。一人ではなかなかこういう所は来れないので面白い。0時過ぎ、宿に戻る。ネットを繋げて作業。4時就寝。



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