150328 屋根をつくる@KIITO workshop


先週金曜の夜に電話が鳴って、インフルエンザで倒れたdesign SUの白須さんの代役として、3/21(土)22(日)の2日間、神戸のKIITOで行われた「屋根をつくる」ワークショップの講師を急遽務めさせてもらいました。

RAD川勝さんコーディネートの元、UoAの魚谷さん、KUAVの北川さん内柴さんと、三チーム三様の屋根が1Fと4Fに浮いています。1日で場所の選定とデザイン、もう1日で施工、という稀に見るハードスケジュールでしたが、参加者の方々の頑張りのおかげで無事完成しました。

KIITOは旧神戸市立生糸検査所の建物で1927年に建てられました。それを2012年に神戸市が買い取り、デザインクリエイティブセンターとして改装しOPENしました。その用途変更によって、まだまだ余白と言えるような場所がそこかしこにあり、その余白をリサーチし、そこに「屋根」を架けることで、場所として再発見できないか、という趣旨のワークショップでした。

RAD川勝さんコーディネートの元、UoAの魚谷さん、KUAVの北川さん内柴さんと私の3チームに分かれ、参加者の方々とグループを作り、余白を探し、観察し、レポートし、何を作るかを議論、デザインし、実際に作ってまでしてしまおう、という試みです。

私たちのチームは、廊下の一部のはずなのにやけに四角く広く開けたスペースに着目しました。そこにはトップライトもあり明るいけれど、すぐ前には出入り口があってたたずむには落ち着かない。そこに角から突き出した、縦にも横にも斜めなかたちの母屋と垂木でできた(けれど柱がない)屋根によって、縁側のような場所を作りました。

何より面白かったのは、三チーム三様に全然違うものが出来上がったこと。お題が「屋根」と決まっていても、こんなに振れ幅があるのか、と。講師として参加しましたが、僕自身もとても楽しませてもらいました。

関係者のみなさま、楽しい機会をありがとうございました。そして、怒濤の2日間、本当におつかれさまでした。



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