130818 Shenzhen 4th


今日は香港から深せん(Shenzhen)へ向かう。
Yao mau tei駅から地下鉄に乗り、Kowloon Tong駅で乗り換えて終点のLoWu駅まで行く。片道40分程度。そこから歩いて香港側、中国側のイミグレーションを越える。大半は香港人か中国人なので、外国人窓口はあまり混雑していなかった。地元の人は日常的に国境を越えているようでとてもあっけなくイミグレーションを通過する。

■両替について
宿のご主人に中国側のイミグレ出て(GF)左のタバコ屋が並んで居るところがレートがいいと教えてもらっていたのだけれど見つからなかった。(後からもう一度聞いた所では、exchangeと看板は出ていないが店先のカウンターにお札を数える機械があり、恐らく闇両替屋じゃないか(だからレートがいい)とのことでした)。イミグレ出口廻りをいくつか見たところではHKDから人民元で0.785と均一。街中に行ったら変わるかと思ったが逆に低くなっていたので、結論を言えばすぐ両替するか、おそらくチョンキンマンションなどで先に両替しておくほうがレートがいいはず。僕は市内のちゃんとした銀行で両替して0.782でした。

Shenzhenに来た目的はOMAのStock Marcketを見ることだったのだが、事前にネットで調べてみても正確な位置がわからなかった。
大きな建物なので目立つだろうと思って来てみると高層ビル乱立の様相を呈していて全然見つからない。OMAのサイトに出ていた情報を手がかりにツーリストインフォから警察から片っ端から写真を見せて尋ねても誰も知らない。大きな書店に行って地図を見ればわかるかと行った往き道にたまたま見付けた現Stock Marketのビルに入っている銀行で両替ついでに英語が話せた係員に聞いたら地下鉄で行けばいいと教えてくれ、丁寧に中国語で駅でどの切符を買えばいいか人に訊くためのメモまで書いてくれた。親切に感謝。

地下鉄に乗る。香港の地下鉄よりもとてもきれいで近代的。切符はプラスチック製のトークンだがICカードのようにピっとかざすだけで入場できる。駅のホームも広いし車内もとてもきれい。大陸は香港に比べて汚い、と聞いていたが随分印象が違う。
街並も新しく入植してきて近代になって都市計画されたのか道路がいちいち大きく一街区が大きい。車は右車線左ハンドルに変わっている。香港のようなローカルな屋台的なお店はあまり見かけず、チェーン店的な食べ物屋さんが多いのはあまり楽しくない。

地下鉄の市民中心駅で降りてE出口から適当に出てみると、西を見たら目的の建物が見えた。その名のごとくブラジリアやローマのEURのように都市移転的に計画された地域のようで片道4車線の道路に挟まれたビッグスケールの建物が並ぶ。ブラジリアも建設当初はこんな感じだったのかなという郷愁(の逆か)を感じる。

今年の5月には完成予定とウェブ上にはあったが、やっぱりまだ工事中だった。建物本体は出来上がっているようで中の明かりもついているが、外構はまだまだ。現存の一部を解体したりしていたり廃材の山がそこら中にある。
予想よりかなり大きい。シアトルの図書館よりもかなり大きい。OMAのサイトにはこれがCCTVについで中国で二番目に大きい彼らの設計だと書いていたけ れど、北京のcCTVはどれだけ大きいのか。リールのコングレスポはフットプリントとしては勝っているのかもしれないけれど、分節されたデザインもあって か、比べるとボリューム感がまるで違う。このスケールで基壇を持ち上げるダイアグラムが実現しているのはとても迫力がある。外から見る分には破綻なく手抜 きもなくまとまっているように見える。単体の写真だけで見ていると上層部のNYCにでも建っていそうなミースライクな淡泊なグリッドフレームも、ごちゃご ちゃしたここの街並に置かれると随分引き立ってスマートに見える。要らないことをしていない、力点をよく心得たデザインにまとまっているように感じた。

東隣の建物も建設中だが、後から浮かした基壇を真似たのか合わせたのか?スケールが随分違うけれど似たデザインになっている。OMAのようには見え ないが誰が設計しているのだろう。西隣のまだ建設始まったところのように見える建物も明らかに影響を受けている。街並を揃えるという観点から見ればいいの か?施主が隣の芝生の青さに惹かれた感が透けて見える。

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Shenzhen Stock Market building
2013?
OMA
■建設中にて入れないけれど、仮囲いはもうないので、結構近くまで寄ってみれます。
■Lofu駅(イミグレのそばの駅)からだとGrandTheater駅で乗り換えて地下鉄の福田駅(Futian)下車。Lofuからだと片道3元。31番出口から出ると目の前に出ます。出口もいくつかは工事中だったのでより近くの出口ができるのかも。
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そういえばShenzhenに磯﨑さんの建物もあった気がしたな、と思ってぶらぶら歩いていたらたまたま見つかった。

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Shenzhen national Library & Concert hall
Arata Isozaki

■地下鉄の市民中心駅下車、どの出口からでも北に見えるオスカーニーマイヤーみたいな屋根が波打った展示場の向こう(北側)にあります。ホールはホワイエのみ、図書館は入場自由、無料、撮影してもどちらも何も言われませんでした。
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開放感はシアトルに近い物を感じるが、階段や床に座って本を読んでいる人が多いところが風景として大きく違う。

この後夕立に降られ、歩き疲れて大人しく真っ直ぐ香港に帰って帰り道にあった土鍋ごはん屋さんに入った。近くの人と同じものを頼みしょうがを刻んだ鶏肉と、血を固めたようなソーセージの蒸しご飯。美味しかった。店を出ると外に行列tが出来ていた。帰って見たらガイドブックに載っていたお店だった。1時就寝。



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