202日目 100727 PUERTO IGUAZU



8時起床。ホステルの朝食を食べる。メールチェックをしてから出発。プエルトイグアスのバスターミナルのgate 11から黄色いel pracricoという名のバスが30分毎に出ている。ちょうど来ていたバスに乗りこむ。5ペソ。片道30分ほどでアルゼンチン側のイグアス国立公園入り口に到着。隣国以外の外国人は85ペソ。この後進国(相対的に、という意味で書きますが)ほど外国人料金があるのが毎回納得できない。

歩いて園内鉄道の駅まで行き、トロッコ列車のような電車の一駅目で下車。「悪魔ののど笛」滝とは別の滝群を上から見るupper trailと下から見るlower trailを歩く。トレイルの道は地面から浮かせて鉄骨架構の遊歩道となっており、床面もエキスパンドメタルで作られているため足下も見える。これはなかなか良い。自然への干渉を最小限に、かつどんどん生えてくる野草を払うメンテナンス労力も低減し、かつ歩行者にとっても起伏のある歩きにくい道を歩かなくて良い。昔富弘美術館か何かのコンペ案で宮本佳明さんがこのような案で優秀賞に入っていた気がするが、実現するとこういう感じだったのかと思う。

滝だけでなくアナグマがそこら中に居たり、きれいな鳥や蝶が飛んでいたり、なかなか歩いていて楽しい。滝もナイアガラとはまた違う迫力。水の色が濁っているのと、水流の砕け方が違うのとで見え方が全然違う。ロウワートレイルで最も滝に近づくところでは持ってきたポンチョを着用。なくても我慢できる程度だが合った方がよいと思います。まわりは白人含め外国人よりもアルゼンチン人の家族連れが多い。

ゆっくり端から端まで歩いて3時間、鉄道駅に戻り、終着駅へ向かう。駅から1.1kmほど歩いて悪魔ののど笛へ。足下を流れる河の上をエキスパンドメタルの歩道で歩いて行くので、高所恐怖症の人はちょっと怖いかも知れない。おばあさんがアングル枠だけを踏むようにして慎重に渡っていらしたので。20分ほど歩いて到着。圧倒的な水量。水煙が凄すぎて滝壺が見えない。やはりここも音はそれほどでもない。ストップモーションのように同じ形を作りながら落ちていく滝の姿にしばし見とれる。どんどん人が押してくるのでおちおちしておれず、流れに沿って見学終了。ナイアガラよりコの字になっている滝の間隔が狭いので、より密集しており、迫力がある。ボートツアーは乗らず終い。

トロッコ列車と歩きで入り口まで戻る。家族連れは皆持っているマテ茶セット(ポットとマテ茶葉の詰まった壺とストローがセットになったもの)を買って帰ろうか迷いつつ見送り。手持ちのペソが残り少ない。来たバスに乗って宿へ。シャワーを浴びて今日も手早くパスタとコーヒーを作り、食後バーでビールを飲みながら作業。24時就寝。



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