184日目 100709 FORTWORTH/DALLAS – MEXICOCITY

8時起床。身支度を調え空港へ出発。
southIrving駅前からDFW Remote south parkingまでおよそ30分に一本#408のバスが走っている。所要約30分。そこから各ターミナル行きのシャトルバスに乗り換える。なぜかDだけなく、Cターミナルまで行き、Terminal Linkバスで向かった。ホステルワールドの紹介には空港に近い宿、とあったがこれでは近いとは言えない。が、ダラス/フォートワース近辺での安宿はここだけなので選択肢もない。

飛行機は遅れもなく12:15離陸。機内でイミグレカードを書こうとお願いしたら、メキシコ国民用しかない、と言う。国際線なのにどうかと思う。アメリカンエアは総じてあまりサービスがよくない気がする。テキサスとメキシコは時差2時間。4時間ほどのフライトでメキシコシティー14:45着。ターミナル1に到着。

税関を出てから左へ、時折尋ねながら地下鉄駅Terminal Areaまで延々歩く。近くに行くまでサインも出ていない。圧倒的に安いからよほど地下鉄に乗せたくないのだろうか。ガイドブックからスリを警戒していたが、それほど危ない雰囲気も受けない。

タイミングよく乗り継げて、乗り換え2回(本当はLinea5→Linea3の1回で行ける)で予約しているサンフェルナンド館の最寄り駅Hidalgo着。駅から人にプラサフェルナンドはどこ?と尋ね回って、到着。

呼び鈴を押してもドアが出てこられないので、しばらく様子を伺っていると、たまたま人が出てきて開けてくれる。ちょうどタイミング悪く停電で、鳴らなかったよう。

オーナーの奥さんが部屋に案内し、一通り館内を説明して下さる。建物は中央に大きなトップライトの付いた吹き抜け、その下に大テーブルがある共用スペース。テーブルの周りにはソファがいくつか。キッチンはその隣にあり、男性ドミと女性ドミ、トイレバス二つが隣接している。男性ドミは6ベッド。着いた時は2人で空いていた。

ちょうどテーブルに座っていたMさんとお話する。69歳の女性で一人で世界一周をされている。そんな歳とは全く思えないほど元気だ。今夜プロレスの試合を見に行くらしく誘われ、是非と返答。ルチャが見てみたかったのでちょうどよかった。地下鉄で数駅のところにホールがあり、毎週金曜日が最も盛り上がる日だそう。タイミングがいい。

近くのスーパーを教えてもらい行こうかと思ったが、ホールに出発する7時半まであまり時間もないので、明日にする。Mさんと一緒に隣の教会を見に行くも17時までで既に閉まっていた。ブラジルビザ申請のためのコピーを近くのコピー屋を教えてもらってしに行く。一枚1ペソ。宿の入り口に地図が貼ってあり、近所の大抵の場所はかき込んである。

7時半になり、MさんTさんTさんの四人で出発。夕方から豪雨(ここ数日毎日こうらしい。雨期は毎年こんな感じだそう)で、地下鉄に乗ろうとホームまで行くも雨で渋滞(地下なのに、と思うが雨が降るとよく停まるらしい)して大混雑で乗れなさそうなので、地上に戻りタクシーを捕まえる。

アレナ・メヒコ到着。チケットをTさんが四人分まとめて窓口に買いに行ってくれるも売り切れ。(後で知ったが、1階、2階席と売り場が別で場所も違う。同日に同じ宿のMさんは70ペソで窓口で普通にリングサイドを買えたらしい。)しょうがないので、ダフ屋で買ってきてもらう。一人200ペソ。後からかなりのふっかけられ具合とわかるが、ここまで来て入れないはありえないので買えただけよかった。

ホールに入り席を探して着くとちょうど20:30、第一試合が始まっている。満員ではないが、メキシコ人の応援やかけ声が凄い。一人当たりの声量が違う。どうやらヒール側の応援席に着いたようだ。2階で暗いが、リングはよく見える。空中技がさすが、高さが高いのと、お客へのアピールが上手い。痛さを見せるというよりも、エンターテイメントという感じ。受ける方もかける方も技術が高い。メインまでの試合で二人もマスクが破かれていたのがちょっと意外。マスクマンがマスクを破かれるって日本だともっと一大事な気がするが。端の方の席だから雨が漏っているので空いている席に移る。

第三試合に新日本プロレスの吉橋選手が登場。3×3のタッグマッチ。ヒール役で長髪の汗を飛ばすパフォーマンスでリングサイドの観客に受けている。それまでの空中技連発のレスラーより新日的なしっかりした内容のプロレス。しかし相手のゲイキャラのレスラーの人気が絶大で、必殺技のディープキス攻撃を喰らい、ダウン。三本勝負の試合は結果ゲイ側の勝利となった。

セミファイナルには同じく新日の獣神サンダーライガー選手が登場。こちらでもかなりの人気で斜め前の子供がライガーマスクを被って、「ライガー!」と応援している。ヒールだがうまくブーイングを誘っている。考えれば初めてのプロレス観戦がメキシコでルチャというのも贅沢な話。高校生の頃は毎週週刊ゴングを買っていたので、ライガーさんをこうやってリングで見れるのはかなり嬉しい。選手コールを聞きたかったのだが、花道を入場中にゴングを待たずに乱闘が始まりコール無く試合開始となってしまう。Mさんと一緒に応援する。ヒール側ライガーさんトリプルタッグの勝利で幕を閉じる。浴びせ蹴りも見れた。

ファイナルのメインマッチを2本目まで見てから混雑を予想して少し早めに会場を後にする。アリーナ周りにいっぱい出ている屋台でライガーさんのマスクをお土産に購入。縫製のきれいさで100と200ペソのものがあった。マスクによって値段が違うようで、ライガーマスクは高い。時間も22時もまわり遅いのでタクシーを拾おうと歩くも、同じ考えの人ばかりでなかなか捕まらず、そのうちに地下鉄駅まで着いたので地下鉄で帰る。思ったほど物騒な感じはしない。

23時頃Hdalgo着。駅前の屋台でTortasというサンドイッチを買って帰る。21ペソで二人分ほどあるくらい大きい。宿に帰りTさんにビールを頂いて一緒に食べる。同じくプロレスを見に行っていた人達と話して盛り上がる。2時頃就寝。



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