8時半起床。シャワーを浴びて朝食を食べる。冷蔵庫に預けていた食材を整理し、荷物をまとめる。チェックアウトし、昨日確認しておいた郵便局へ急いで行き、荷物をひとつ送ってからLAへのバス乗り場へ。
今回SF-LA間はグレイハウンドでなくCalifornia Shuttle Busを利用した。曜日によって値段が違うがグレイハウンドより少し安く、かつ所要時間も少し短い。SF,LA市内以外はノンストップバスのため。日系人の方が経営されているらしい。一日２便で夜行と昼行があり、夜行は結構早く売り切れる模様。金曜昼行（週末の夜行は全て売り切れていた）で40$、木曜だと35$だった。最初の発着場所のHilton hotel前に向かう。何のバスストップのサインもないのだが、乗客らしきバックパッカーに訊くとここだよ、と教えてくれる。
バスは30分ほど遅れて到着。車体もどこかのセカンドハンドのようで会社名も違うがどうやらこれらしい。SF内で数カ所停まって乗客をピックアップし最後の停留所で社長の日系人の方自らが乗り込んできて運賃を回収していく。名前を言うと日本語で返事をされ驚く。英語で話している時に急に日本語が混じると、一瞬意味と音が繋がらなくてよく聞き返してしまう。
郊外に出ると段々と荒野に風景は変わる。3時間ほど走って昼休憩に停まったサービスエリアに降りると、既に空気がムッとしている。軽く昼食を買ってバスで食べながら出発。一路LAへ。
バスは少し遅れて8時半頃到着。ユニオンステーションから地下鉄ゴールドラインで4駅のSOTO駅下車。この地下鉄は半年前に開通したらしくぴかぴかでとてもきれい。駅を降りて徒歩3分で今夜予約している宿の経営者浜田さんが同じく経営し厨房に立たれているレストラン（というより定食屋、という方が合う）お富さんに到着。店は九時までと聞いていたが、着いた九時半でも店内は一杯。お忙しそうなので、片隅で手が空くのを待つ。配膳が一段落すると、奥から出てこられる。挨拶をして少し話してから、歩いてすぐの向かいの並びにある宿を案内してくださる。普通の家を切り分けて、一階に男性部屋、女性部屋のドミトリー、二階にはまた別の日本人の方が住まれている。今は宿泊は自分だけなので、ゆったりと使わせてもらえる。テレビも映る。キッチン、バスもきれいとは言えないが必要はまかなえる。
浜田さん自身もLAに来る前に世界一周を5.6年！かけてされていたそうで、今6ヶ月です、と言うと、まだそんなとこ！と言われる。世界一周者にはさんま定食を一階ご馳走、と行ってもう閉まりかけのお富さんでさんまと味噌汁の定食をご馳走になる。美味しい。お腹いっぱいになって、部屋に戻る。少し作業をし、明日以降のルートを検討してから0時頃就寝。