0650起床。
予約していたバスチケットでジョードプルへ。
150Rs,5.5時間。0830発予定が0850発。ちなみにこのバスは1時間おきに便がある。
乗ったバスは民間会社のもののよう。内部は二段になっており、下が座席、上が雑魚寝席となっている。
買ったチケットにはシートナンバーが書いてありそこに座ったが、路線バス的に客をどんどん乗せていくため、指定では特にないよう。バス停も特に決まっておらず、人がいそうなところの前でドライバーが日本の暴走族のクラクションみたいな派手な音を鳴らし、それに乗客が反応すれば止まる、というシステムのよう。
その割にはあまり時間も遅れず到着。1430着。
まずツーリストオフィスへ行き地図をもらい、駅へ。荷物を預ける。24時間で10Rs。荷物預かりCLOAK ROOMは大き目の駅ならどこでもあるよう。
近くの郵便局に寄ってから、旧市街へ向かう。
声を掛けてくるオートリクシャに値段を訊きつつ断っていると、日本語で老人に話しかけられる。
城に向かっているというと、歩けるので連れて行ってやる、と言う。
歩きながら話していると、1975~80に東京大学へ博士号を取るために留学し、その後数年東京外大などでパートタイムの講師をした後、帰国し今はジャイプル大学で電子物理学を教えている、という。
その他にも彼の30年ぶりらしい日本語と英語のちゃんぽんで話を聞くに、客引きにしては話が詳しく知りすぎているため、信用して付いていって見る。
迷路のような旧市街を彼が街の人に道を訊きながら先導してくれる。おそらく一人では確実に迷っていたはず。けっこうな上り坂で息も切れるくらいなのに、62歳のプロフェッサーは元気に登っていく。
なんとか頂上まで上がると絶景が待っていた。
街並みを一望する。
帰り道、日も暮れてきて駅まで歩いて送ってくれる。
道すがら、お腹の調子がよくないことを言うと、パキタ(ヒンドゥー名、英語名は不明)というパパイヤみたいな果物がお腹によい、とその絞りたてジュースや果物を売っている店を訊き回って連れて行ってくれる。
今までフレッシュジュースは衛生的に悪そうな気がしていたが、彼いわく、逆に新鮮だから問題ない。むしろコーラとかファンタはインド人はあまり飲まないので、平気で3,4ヶ月前のものを出してくることがあるからやめたほうがよい。とのことだった。
飲んでみると、すごく美味しい。インドに来て一番美味しかったかもしれない。
駅まで来て電車のホームまで調べてくれた後、アドレスを交換して別れる。
およそ3時間、よくもたまたま道端で会った日本人を62歳の体で歩き回って案内してくれたと思う。
ただただ感謝。
直前でホームが変更になり焦るも、時間通りに列車は到着し、2110発車。2200就寝。
いや楽しい。
ちきうは丸いのね。
子供の夜泣きに振り回されてる時も、近所とゴミ捨てトラブルがあった時も、亭主とコンセントの挿し方でけんかした時も、姑に高齢出産の危険性についての電話をもらった時も、小児科の受け付けに文句つけてる最中も、インドはインドでまわってますな。
何よりよかったのがガイドの「せっかく案内してやったのに云々もうこんなことしない。」
すてき!あー、おもしろい。こっちじゃなかなか言えないね。
私も明日からそれでいこう!
元気出ました。
そうでなくちゃね。
素晴らしい出会いを!
やっぱりさ、そこのガイドさんと張り合えるのは大阪のおばちゃんと韓国のおばちゃんかもしれないと今朝思ったので追記まで。
コメントありがとう~
いやいや、あなたも十分はりあえると思うよ。
ほんとーに、もういちいち、という感じです。
だいぶやりとりにも馴れた気がします。のか、図太くなっただけなのか。
てか、二人目?まだまだ大丈夫じゃないの。