105日目 100421 COPENHAGEN



8時起床。同室の人は既に7時頃出ていった。レセプションでもらった案内には朝食は8時からとあったが、部屋の扉に書いてある案内には7時と書いている。どうやら7時が正解のよう。既に多くの人が食べ始めていた。

朝起きた時からうるさかったが、どうやら修学旅行っぽい中学生の群れが泊まっている。
朝っぱらから部屋に付いているテレビを(付けなくていいのに)大音量でかけて、それ以上の声で騒ぐ。共用のシャワーを順番待ちのため廊下に女の子が5,6人座り込んでいて、またいで行かないと通れない。朝食のコモンルームもぎゃあぎゃあうるさい。まとめて粗大ゴミに出したら良いと思う。教師は同伴していないのだろうか?それにしてもひどい。朝食ビュッフェ自体はコーヒーがまずい以外はパンやおかずも豊富でたっぷりで良かった。まぁ安宿なので仕方がないのだろうか。

朝食後メール返信などしてから11時のチェックアウトリミットに出発。
コペンハーゲン周りに何があるかを調べ切れていないので、まずは中央駅のツーリストインフォに行き、それから近いところから歩いて廻ってみることにする。

駅でゾーン2の10回券を購入。135dkk。6回使えば元が取れる。シティマップと電車バス路線図もあったのでもらう。二駅の中央駅へ。さすがにお昼に来るととての賑やか。お店も開いている。歩いて5分のインフォへ。

とてもきれいなインフォメーション。地図も豊富に取り放題。ほとんど同じだが微妙にカバーしている範囲がこちらの方が広いので取り替える。札を引いて順番を待つ。コペンーゲンからイェーテボリ、オスロ、ストックホルムのSwebus路線がなぜかオンラインで買おうとしてもクレジット決済がエラーになっていた。昨夜着いた時に目の前の看板にSwebuはインフォで購入可能、と書いてあったので、尋ねるとswebus or Go by busという二つの会社の路線を調べてくれて予約手数料50dkkがかかるが、ここで英語で購入できた。これでストックホルムまでの宿と交通手段は確保できた。一安心。

道向かいのSASらディソンホテルに行ってみる。

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Radisson Sas Royal Hotel
Arne Jacobsen
1961
Hammerichsgade 1,1611 Copenhagen,Denmark

■コペンハーゲン中央駅から歩いて5分。ツーリストインフォの向かいです。
■ヤコブセンのオリジナルデザインのまま残っているroom606は、泊まらなくても見学可能です。が、いつ見れるかはホテルの忙しさ次第のよう。レセプションに電話で問い合わせてみてくれ、と言われました。
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入り口にあるコンシェルジェデスクで訊いてみると、上記のようにroom606は宿泊せずとも見れるようだが、今は忙しいからだめ、今夜7時くらいだったら見れるかも、と言われたので、じゃあまた7時に来ます、と言って後にする。

 

よってそれまでコペン市内を回ることになった。地図を見て、歩いて行ける近い順に廻ってみることにする。
デンマークに入って瓦屋根が増えた。が、日本と比べて軒の出が小さく、けらばが全く出ていないため、印象が随分違う。ボリューム感がある。

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Danish Design Centre
Henning Larsen
2000
HC Andersens Boulevard 27,DK 1553 Copenhagen,Denmark

■駅前チボリ公園の南側にあります。駅から徒歩10分くらい。
■収蔵作品はなく企画展のみ。なので展がない期間は下記のようにカフェとショップしか見れません。
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まずはデンマークデザインセンターに行く。
ヤコブセンやウェグナーの家具が見れるかなぁと思って行ってみるも、企画展のみらしく何もやっていなかった。ショップが充実している。コペンハーゲンの建築案内本、コンパクトなものを二冊購入。

その他品揃えがいいので物色していると、日本人のツアーで来られている方にお会いする。
先週の土曜に帰国予定のはずがちょうどアイスランドの噴火に当たってしまい、もう四日も延泊しているらしい。隣のカフェでコーヒー(29ddk=約500円!)を買ってお昼を食べながら少しお話を伺う。大阪市の地下鉄を管轄する営繕部にいらっしゃったらしく、同じ業界なので話が早い。そういう分野のお話は聞いたことがなかったので興味深い。駅のホームの天井を貼る予算を取るのも一苦労らしい。

カフェでお別れして、東へ歩く。海際にブラックダイヤモンドと呼ばれる王立図書館がある。本屋やカフェも入っている複合施設だったが、建物的には特におっ!と思うところはなかった。本屋にはさすがUzonの本が多く並ぶ。logbookも4,5が出ている。買いたいが我慢。やはりその国の建築家の本はその国の本屋で探すのが一番。歩いて東へ。

リベスキントが内装を手がけたデンマーク王立?ユダヤ博物館があるが、ちょうど四時までで入ったらもう終わりだよ、と言われてしまう。5時までだと思っていたらまだ冬時間扱いだった。開いている時間が1時から四時までとかなり短い。また来るとして次へ。

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National bank
Arne Jacobsen
1971
Havnegade 5,1093 Copenhagen,Denmark

■駅から歩いて徒歩15分くらいです。
■朝不明~16時まで。入り口の写真が有名な吹き抜けのエントランスホールは見せてくれます。英語の冊子もくれました。内部撮影禁止。
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入ると16時までで、少し過ぎていたがぱっとみるならいいよ、と入れてくれる。ありがたい。

例の六層吹き抜けの階段は思ったよりディテールは普通。どちらかといえば野暮ったい。ぼったりしている。
写真はダメと言うかわりかパンフレットを持ってきてくれる。ありがたい。「やっと今日から空港が動き出したみたいだから帰れるだろう?」と言われるが、自分は延泊しているわけじゃないよ、と説明。そういう日本人が多く来ているのだろうか?

出てよく見るとフットプリントが平行四辺形っぽい。
そのため入り口から開口まで全て矩でなく斜めになっている。芸が細かい!。エントランスドアは夜は床からせり上がってくるスカルパのような鎧戸があるらしいが少し待ってみたが見れなかった。残念。

なおも東へ。川際?海際?に良さげな建物がある。王立劇場らしい。デンマーク人の設計(名前は追って)で、発明はないが丁寧に良くできている。対岸にはラーセンのオペラハウスが見える。

なおも大通りを北東へ。先ほどカフェでお話を伺った五稜郭のような地形の公園に行ってみる。このあたりはギャラリーが多い地区のようで、ちらちらよそ見しながら歩く。通り道に大きな教会があるが既に閉まっているようだった。公園は星の字の形に丘になっており、その上をランニングしている人が大勢いた。ドイツあたりから走る人をよく見かけるようになった。寒い国の人は走るのだろうか。フランスやイギリスではあまり見なかった気がするけれど。

そろそろいい時間なので歩いてSASまで戻る。帰りは一番の繁華街であるストロイエを通って帰る。人も店も多い。7時ちょうどに到着したが、昼とは別のコンシェルジェに今は忙しいし無理だ、と冷たくあしらわれる。またレセプションに電話して訊いてみて、と名刺を渡されるが、こちらで電話することほどコスト的にも言語的にも面倒なことはない。

駅前のストロイエ(歩行者天国)の繁華街で夕食を取る。ここもケバブ屋が多い。本当にヨーロッパ中どこでもトルコ人(アラビア人?)と中国人は店を出している。嫌われてもいるらしいが、強い。

電車で宿に戻り、部屋に戻るとどうやら四人組の男が今晩は同室らしく既に乱雑にちらかっている。また夜遅くにうるさく帰ってくるのだろうなーと先が思いやられながら部屋でネットを繋いで作業。コペンハーゲンまわりの見るべき建物の位置を確認する。24時就寝



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