131130 京都国際会館


構造設計者の満田さんのJSCA賞、ならびに松井源吾賞を継承した日本構造デザイン賞を受賞をお祝いする会にお誘い頂き、京都国際会館に行ってきました。

満田さんの受賞記念レクチャーは、菊竹さんの「か、かた、かたち」を構造デザインに援用した持論を展開され、事例として受賞作や近作、思い出深い作品を解説されていました。
お祝いのスピーチでも言及されていた「心憎い」派手ではないけれどさりげない工夫とバランス感覚の効いた、理路整然とした解決の数々はとても受け入れやすいものでした。

また、お祝いのスピーチにおいて、ご本人の辛口さと実際のギャップを、関西らしい笑いを交え紹介されていた点も、140名(!)の人が駆けつける由縁かと感じました。

レクチャー後、祝賀会までの間、館のご厚意で急遽建物を案内して頂けることになり、数班に分かれて案内の方が解説を聞きながらついていく。
大体建築設計者はこういう場合、集団からはぐれ、遅れ、乱れがちなのですが、さすがその辺よく心得てか、案内の方の「はい!さくさく次に行きますよー!」に一同苦笑。

以前勤めていた時に、川島織物さんの案内で館内を見学させて頂いたことはあったのでここは二度目。けれど、メインホールなどはあまり見た覚えがない。

天井の巨大な照明反射版や、舞台のアルミ鋳物の彫刻(これも大谷さんがデザインされたらしい)など、豪勢な感じ。

それより門型のホールのフレームがとても効いているように感じました。

 

椅子は各国の代表とその通訳が前後に並んで座るために机の前に椅子が2列。
この椅子の金物が座ると自動的に前に引かれるように出来ていて、かつ回る。よくできていました。

その後、祝賀会へ。
こちらが一方的に存知上げていた方々にお会いし直接話すことが出来て、大変楽しく過ごせました。
満田さん、発起人の方々、お疲れ様でした。ありがとうございました。



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