120821_日本アルプス縦走

ご来光@木曽駒ヶ岳

お盆休みに、北アルプス三泊四日縦走+木曽駒ヶ岳(中央アルプス)一泊二日縦走に行ってきました。

初日に登山口で眼鏡を忘れたのを皮切りに(夜になって気づいた。。)、カメラは壊れ、温湿度計も壊れ、iPhoneは粉々に割れ、、、と装備的にはボロボロですが、ケガもなく帰ってきました。
行って良かった。行かないと見られない世界を随分見ることができました。

上の写真から三枚は後に行った木曽駒ヶ岳山頂(2956m)から。

初日は駒ヶ根駅からバスでしらび平へ。
ロープウェーで日本一高い駅に降りてから1時間ちょっとで山頂小屋テント場へ。

午後から雷雨に見舞われましたが(帰ってからニュースを見ると槍ヶ岳を始め各地で落雷の被害があったようで。危ない。)、二日目は夜明け前から完璧な快晴!初めてのご来光を拝めました。
ちょうど太陽が昇ってくると同時にガスが出てきて上のような状態ですが。。(まさしくOlafur Eliassonのwether project。)

夜明け前。このときはまだガスは出てないのだけど。

雲海がきれい。

二日目は茶臼山を通り、西側の木曽福島駅まで縦走して降りました。

* * *

そして北アルプス縦走のルートは以下。

■初日
折立発→太郎平小屋→薬師峠キャンプ場→薬師岳(ピストン)→薬師峠キャンプ場

■2日目
薬師峠キャンプ場→雲の平キャンプ場

■3日目
雲の平キャンプ場→祖父岳→ワリモ北峠→水晶岳(ピストン)→鷲羽岳→三俣山荘→三俣蓮華岳→双六岳(中道)→双六小屋キャンプ場

■4日目
双六小屋キャンプ場→小池新道→鏡平→ワサビ平→新穂高温泉

>初日。
京都から富山へバスで前日入りし、朝5時富山駅発のバスで折立登山口へ。2日前からずっと雨で有峰林道が24時間降水量80mmを超えると通行止めになるところを、74mmでぎりぎり通過(80mm超えるとバスでも閉じ込められるらしいです。)。7時折立登山口(1350m)でコンタクトを嵌め(眼鏡を忘れ、、)出発。大雨でも登山者は多い。太郎兵衛小屋までひたすら登る。

薬師峠テント場。お盆だけあってどこもすごい密度。

小屋に着くと、晴れ間が見える。逆に下山途中の人々は久々の晴れ間を悔しがっていました。その隙にテントを設営し一休みしてから薬師岳へ。

薬師峠から薬師岳山頂への道を振り返る。

下から見上げていた通り、上に行くほど雲の中に入っていき、頂上は展望ゼロ。(2926m)

薬師岳山頂へ

薬師岳山頂付近。

テント場に戻り夕食を取ったあたりからまた雨が降り出す。

>二日目。
朝から雨。6時出発。小屋で薬師沢徒渉の可否を一応確認すると全然OKとのことなので、雲ノ平へ向かう。

薬師沢付近。雨で木道が滑る。

薬師沢の吊り橋。

薬師沢を過ぎてからの急登がとてもきつい。
雨で岩が滑り、増水していて半ば沢登りを2時間少し、で雲ノ平。

予定では雲ノ平で設営してから少し近くを登ってみるつもりだったが、ずっと雨で寒さもあり休むことにする。せっかくの高原の秘境も何も見えない。残念。

>3日目
6時出発。朝から雨。祖父岳から登り始める。ここも雪渓が所々に残っている。

雲ノ平から祖父岳へ。

祖父岳山頂。展望はゼロ。。。

俄然曇りだけれど雨は止んだので、ワリモ北峠でザックをデポして水晶岳へ。予想通り展望はゼロだけれど、なかなかの険しい道を身軽に進むのは楽しい。展望は次回の楽しみにしておく。

ワリモ峠に戻りザックを再度担いで鷲羽岳へ。その途中、ワリモ岳手前でルートを間違える。
これを登るのはないだろう!という険しい登りを見て、方角的に巻き道を探すも、目印も見つからないので先達の足跡を辿り尾根を下るが、どんどん道らしくない。
振り返ると後ろから人も付いてきてしまっているので、戻ってもらって違う道を探してもらい無事巻き道が見つかった。後で三俣山荘で会った人と話していると彼も同じ所で同じミスルートを辿っていた。どうりで足跡が多いはず。後続のためにケルンを立てておく。

鷲羽岳頂上手前から、徐々に雲間が見え始める。声を上げてしまうくらいすばらしい眺め。この広がり感とスケールは写真では伝えられない。

三俣山荘を見下ろす@鷲羽岳

遙か遠くに槍ヶ岳

夕方に双六小屋テント場に到着。長い一日が終了。

>4日目
初めて朝から晴れ。今日は下山するだけなのでゆっくり朝ご飯を食べ撤収して出発。
あと一日あれば槍ヶ岳へ気持ちの良い稜線歩きしたけれど、それは次回にお預けとして、ゆっくり新穂高温泉まで下っていく。

朝日の中槍ヶ岳方面に登っていく人がシルエットに


双六小屋テント場を振り返る

遙か遠くに槍ヶ岳@鏡平



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