共同で提出してた沼田市の生方記念文庫コンペの一次に通らなかったためできた休みに、磐梯山に登ってみることにしました。前日に郡山のwild-oneで登山靴を購入。やっと買えた。いくつか履き比べてsirioのPF46にする。今月の山と渓谷のレビューを参考に。その他、特に用具を持ってきていなかったので、最低限のものだけ購入。
朝0657の郡山発の磐越西線会津若松行きに乗車。¥650。1〜1.5時間に一本なのが辛い。
0736猪苗代駅到着。駅前に停まっていた猪苗代タクシーで翁島登山口へ向かう。中型タクシーだったけれど小型の料金にしてもらって¥1950。猪苗代の次の駅の翁島駅(無人駅)の方が翁島口にはやはり近いらしい。所要15分ほど。歩くと1時間弱とのこと。
磐梯山への登山口は6箇所あるが、公共交通機関すなわちバスで行けるのはそのうち2箇所、川上口と裏磐梯口でどちらも北側からとなる。南側の翁島もしくは猪苗代口(表登山口)へはどちらも冬期スキーシーズン以外はタクシーのみ。
せっかく車を駐車場に置くわけでもないので、横断するルートをとり、「直登なのできついが最短距離でかつ眺めも良い」翁島口から、北側のバス停留所が登山口から最も近い川上口へと向かうことにした。
タクシーが登山口を含む公園の入り口まで来るとゲートが閉まっていたのでそこで降りる。ちょうどゲートを開けに来たおじさんがついでに登山口まで車に乗せて下さる。(違う道から来ればゲートにかからず入れるらしい。じゃあゲートの意味はあるのかな?とか思ったりもする)
登りはじめにちょうど降りてきた人とすれ違う。逆算すると夜明けくらいから登っていたのか、やはり山の朝は早い。多くの人は車で上の方まで行ける八方田登山口から登るらしく、この登山口はマイナーなようで、全く人に会わず黙々と登る。(振り返れば、登頂までに見かけたのは4人、全て若者だった。)
ゲレンデに出た以外は延々見通しのきかない森の中の登山道を登る
段々石が大きくなり、傾斜が急に、四つんばいで登るようになる。登山口のところでカップルを見かけたけれど、結構きつい道のりなのでこりゃ喧嘩になるわ、といらない心配をする。けっこう登ってきたのに下からずっとハエやアブがぶんぶん飛び回ってついてくる。
頂上は見え、地図に書いてあるコースタイムより早く登れそう、と思いつつ、疲れてきてなかなか進まない。休み休み登る。
結局2h50mで登頂。コースタイムは3hだったので結構厳しい設定なのかもしれない。もしくは自分が遅かったのか。標高は1819mだけど、登山口からの標高差は約1000m。
山頂には既に15人ほどの人が休まれていた。持ってきたお昼を食べて一休み。天気は快晴で遠くまでとてもよく見える。ちなみに写真に写り混んだゴミのようなものはトンボです。そういえばワイナピチュ山頂にもトンボが一杯いた気がする。なぜ高いところにこんなにトンボが多いのだろう?
30分ほど休んで反対側である北側へ降りていく。15分ほど下って二軒の売店がある弘法清水に到着。水筒が既に空だったので水を汲んで一休み。登頂記念手ぬぐいが渋いので購入。
この少し下に下ったところに本当は川上口への分岐があったのを見つけられず、西へずんずん下ってしまう。地図に点線で書いてあったので今は通れないから標識ないのかな?と思っていたが、途中で会った方に訊くとただわかりにくいだけだったらしい。結局もうひとつのバス停留所がある裏磐梯高原駅登山口を目指す。バスの時刻表を見るとコースタイムより早く下らないと間に合わない(次のバスは1.5時間後)ので急ぐ。裏磐梯登山口〜山頂ルートは翁島口からより平坦な道も多く楽だけれど、終始林の中の道であり、あまり面白みはない。お花畑〜弘法清水〜山頂の30分くらいを下って見れば十分だと思います。
裏磐梯スキー場のゲレンデを下り、スキー場入り口を過ぎた所で途中でお会いした方が車に乗せて下さり無事バス停にかなり早く到着。と、思いきや次のバスはこの隣のバス停から出発らしく、桧原湖周遊バスの運転手さんが時刻表を調べてくれて、これに乗っていけば間に合うと教えて下さる。ふー、色々ぎりぎり、皆さんに感謝。(ちなみに周遊バス¥240、五色沼入り口〜猪苗代駅バス¥750)
14h20m下山だったので(最後は車に乗せて貰ったけれど)往復6h10m。今はまだ一日6時間くらいが限度だと思う。これ以上になると膝がガクガクになりそう。後で日焼けに悩まされた以外は(日焼け止めを全く忘れていた)特に痛いところもなく済んだ。はじめてまともな登山靴を履いて(スニーカー以外で)登ったけれど、こちらの方が楽かどうかは正直まだわからない。普段ローカットしか履かないので足首が擦れて痛んだり、ソールが固いのでバランスが取りづらかったりした。もう少し軟らかいミドルカットの靴でもいい気もする。水は最低1Lは持って行った方がよい。
以上、あまり翁島登山口からの記録が事前に調べた時には見つからなかったので、備忘録でした。