2016年に竣工したHouse Fにおいて、大きな個室を2つの個室に分割する小さな改修を行いました。
竣工当初はまだお子さんが小さかった事もあり、大きくなってから家具などで仕切るか考えましょう、と言っていたらその子らも思春期になり、新たなお施主さんとして希望が出てきました。
・南側の中庭には二部屋とも面したい。
・扉をつけて空調・音的にも間仕切りたい。
・将来的にはまた撤去する可能性もあり。
というご要望から、潔く乾式で中央に間仕切り壁と扉を設置し、通路となって削られる入り口側の個室1はロフトを設けることで「延べ面積としては等分割」としました。

カーテンを閉めた状態。既存見切りラインと生地切り返しラインが繋がる

個室内からカーテンを見る
個室1は南面からの採光を通しつつ視線は遮る軽いカーテンを、Jyu+永吉さんに依頼したところ、UVカット生地によるツートーンのカーテンをデザインして下さいました。
透け具合が絶妙、かつ、仕上がり丈とドレープのコントロールが絶妙で、差し色のタッセルと相まって、とても美しい空間に。

厳密に採寸されたカーテン丈によるスリットの光
西日の熱線対策にスダレを掛けていた玄関前の窓も、同じ素材でカーテンを設置し、気軽に脱着できる納まりに工夫してくださいました。

西日除けを閉めた状態
エッジのイエローも効いて美しい。
永吉さん、ありがとうございました!